食と健康学“札幌近郊 クマ増加か”

　　　雌が定着「繁殖繰り返す」 　

　札幌市街地に近い山間部で、昨年までの7年間に少なくとも11頭の雌グマが生息し、
繁殖を繰り返していたとみられることが、
道立総合研究機構環境・地質研究本部(札幌)などの調査で分かった。
1980年代までの積極的な駆除で減少した札幌のクマが、
市街地の近くで再び繁殖している可能性が分かったのは初めて。
2011年以降相次いでいる札幌市街地への出没は、周辺に居着いた雌によって
生息数が増えたためと専門家はみている。

　道総研と札幌市は03年から中央、南、手稲の各区にまたがる市街地近くの山間部で
「ヘアトラップ」と呼ぶ調査用の有刺鉄線に絡んだり、
出没場所に残されたりしたクマの体毛を採取。
これらをDNA鑑定し、生息するクマを特定している。

　分析が終わった12年までに確認した30頭のうち雄は18頭、雌は11頭、性別不明は1頭。
大半は藻岩山から西―南側の山林で採取された。
雌が始めて確認されたのは06年で、
中央区の盤渓(08年)や南区藤野(10年)、手稲区の手稲本町(11年)など
市街地近くで次々と見つかった。

　雌グマは生息域を広げる際、中心的な役割を果たす。
行動範囲が100㌔に及ぶ雄と異なり、雌は数㌔四方内に居座り、
2～3年に1度、1～2頭産む。
生後1～2年で親と離れた子のうち雌は、母グマから数㌔離れた場所に移動。
雄は近親交配を防ぐため、遠隔地へ移るという。

　30頭のうち、雄5頭、雌3頭が駆除などで死んだ。
クマの寿命は約30年とされ、残りは生存している可能性がある。

　調査を担当して道総研の間野勉企画課長(53)によると、
冬眠明けごろのクマを積極的に狩る「春グマ駆除」が、90年に廃止された後、
いったんは生息数が減った雌グマによる繁殖が、札幌でも回復に転じたという。
「クマの数が増えて生息域が市街地近くまで迫っていることが裏付けられた」(間野課長)。

　北大大学院獣医学研究科の久保田敏男教授(52)は
「大都市近くにヒグマが住む環境は世界的にもまれ。
市街地のそばでクマが増えている状況にどう対応するのか、
市当局や住民に突きつけられた新たな課題だ」と指摘する。

　札幌市によると、ここ10年間のクマの年間目撃件数は
10年まで最多で30件あまりだったが、11、12の両年度はそれぞれ約120件に達した。

生活習慣病の改善にサン ケミストフーズのカバノアナタケを、お試しください。

酵素培養・カバノアナタケ製品 無料サンプル・カプセル（菌子体 5 カプセル 菌核 5 カプセル）を
追加致しております。

サン ケミストフーズ関心空間

食と健康学“ヒグマ撮影 自粛を”

　　 　　環境省「知床の川でビラ配る」2013年10月

　世界自然遺産の北海道・知床を流れる岩尾別川(斜里町)沿いに、
野生のヒグマを狙うカメラマンらが全国から集まっている。
至近距離まで近づいたり、撮影に熱中して取り囲んだりする危険な行為もあり、
環境省など関係機関は10月18、19日、現地で撮影自粛を求めるビラを初めて配った。

　岩尾別川はオホーツク海に注ぐ渓流で、秋が近づくとカラフトマスやサケが遡上する。
これを狙って、今年は8月下旬から2頭のヒグマが対岸に出没。
路肩には連日のように十数台の車が止まり、
九州や近畿など道外ナンバーも珍しくない。
泊まり込みでチャンスを待つカメラマンもいる。

　環境省は「至近距離での撮影や取り込みはヒグマを興奮させ、
人身事故につながる危険性が高い」と判断。
野生動物の撮影は禁止できないため、
周辺での撮影や河川敷への立ち入り自粛を求めるビラを配った。

　一方で、撮影のために誘引用のエサを置く行為にも神経をとがらせている。
岩尾別川では9月中旬、
サケ15匹が道路脇の湖畔と河川内にまとまって捨てられていたという。

生活習慣病の改善にサン ケミストフーズのカバノアナタケを、お試しください。

酵素培養・カバノアナタケ製品 無料サンプル・カプセル（菌子体 5 カプセル 菌核 5 カプセル）を
追加致しております。

サン ケミストフーズ関心空間

食と健康学“90周年を迎えた「穂高山荘」3代目社長”

　「今田　恵　さん(28)」

　北アルプスの標高2996㍍に立つ 「穂高岳山荘」。
目の前に国内3位の高峰・奥穂高岳がそびえる絶景の地で、
今年90周年を迎えた山荘を切り盛りしている。

　山の案内人だった祖父が縦走中に嵐に遭い、
尾根に避難小屋を作ろうとしたのが山荘のルーツ。
早大率業後、すぐに働き始め、26歳で父英雄さん(70)から継いだ。
父は大声で怒鳴りつけて諭す典型的な「山小屋のオヤジ」。
3代目として何ができるのか考えた。

　「登山者のニーズに対応しよう」。
限られた人だけが穂高連峰を目指す時代ではない。
山のルールを守らない利用者には、まず話を聞いて丁寧に説明した。

　もともと風力や太陽光を利用する発電を導入した先進的な山荘だった。
今ではホームページやツイッター、フェイスブックで情報を発信。
無料で無線LANも完備する。
布団は発熱素材に替え、女性専用の部屋を用意するなど、彼女らしい視点も生かした。

　父に背負われ、初めて来たのは4歳の時。
以来、シーズン中、父を手伝ってきた。
山荘の役割は登山者相手だけではない。
山道の整備のほか、時には猛吹雪の中、救助に向うか決断を迫られる。

　大学の同級生だった夫公基さん(29)は「山を背負っていく自覚を持っている」と話す。
8月には長女を出産した。
「穂高のように厳しくて優しい女将になりたい」　　朝日新聞

生活習慣病の改善にサン ケミストフーズのカバノアナタケをお試しください。

酵素培養・カバノアナタケ製品 無料サンプル・カプセル（菌子体 5 カプセル 菌核 5 カプセル）を
追加致しております。

サン ケミストフーズ関心空間

食と健康学“知床の断崖絶壁を歩く”

　　知床の原生林を抜けると
　目の前にはオホーツクブルー

　「野生感じ道なき道たどる」

　2005年に世界遺産に登録され、
世界各国から観光客が訪れる知床。
人々を容易には寄せ付つけない厳しい自然がある一方、
そこにすむ生き物たちの息遣いに触れられるのが魅力です。
その知床を解説、案内してくれるトレッキングツアーがあります。

　「知床の海を見下ろす断崖の森歩き」は、明るい森から針葉樹が生い茂る原生林に入り、
草原地帯へと抜ける約3・5㌔のコースです。
コースといっても道があるわけではなく、あくまでも獣道をたどります。
それは地元ガイドだけ知る秘境の道。
エゾシカやエゾリス、時にはヒグマのふんを発見するなど、
近くに生息する動物の濃厚な気配を感じながら歩きます。
ほかにも知床五湖ウオーク、サケ遡上観察ツアー、知床最大の湖・羅臼湖ツアーなど、
知床の豊かな自然を感じられるツアーを用意しています。

　いずれも、催行は「知床ガイド屋pikki(ピッキ)」。
若月識さん(42)と愛さん(37)夫婦が運営するガイド会社です。
ピッキとはアイヌ語でカエルの意味。
知床の大きな自然を構成する、小さな生き物にこそ焦点を当てて伝えていきたい、
という思いが込められています。

　識さんは神奈川県出身。
首都圏でサラリーマン生活を送っていましたが
「自転車で北海道を回りながら登山などをしているうちに、自然に魅了された」と、
30歳の時、知床に移住しました。
アウトドアー会社の流氷ガイドからスタートして10年、今から2年前に独立。

　その時に支えてくれたのが愛さんです。
大阪でのOL生活を辞め「いつかは雪国で暮らしたい」という夢を知床で実現した愛さんは、
識さんとはアウトドア会社の同僚でした。
その後結婚し、大好きなフィールドを自分たちも楽しみながら、
二人三脚でお客さまを迎えています。

　「知床ガイド屋pikki」
　オホーツク管内斜里町ウトロ高原56　☎0152・24・2077。
断崖の森歩き(約3時間)は大人5000円、小学生2000円。
貸し切オーダメードツアーは半日コース6500円。
問い合わせ、申し込みは北海道体験.com　
☎252・2111(午前9時～午後6時、年中無休)へ 　　北海道新聞記事

生活習慣病の改善にサン ケミストフーズのカバノアナタケを、お試しください。

酵素培養・カバノアナタケ製品 無料サンプル・カプセル（菌子体 5 カプセル 菌核 5 カプセル）を
追加致しております。

サン ケミストフーズ関心空間

食と健康学“佐幌岳北斜面のスキー場 造成中止求め提訴”

　　「エゾナキウサギ生息地破壊」保護団体

　北海道・新得町の佐幌岳(1060㍍)北斜面に開発会社「加森観光」(札幌市)が
造成中のスキー場はエゾナキウサギの生息地を破壊する恐れがあり、
※ 生物多様性条約に違反するとして、自然保護団体などが17日、
国と道、同社を相手取り、国有林の使用許可の無効と工事の中止など求めて
札幌地裁に提訴する。

　提訴するのは、十勝自然保護協会(共同代表・安藤御史さんら)と、
保護活動をしている札幌市「ナキウサギふぁんくらぶ」の市川利美代表など。

　エゾナキウサギは大雪山系や日高山脈などに生息する体長10～20㌢の哺乳類。
「氷河期の生き残り」とも呼ばれ、環境省が2012年、準絶滅危惧種に選定。
佐幌岳北斜面の山頂近くや中腹では、1980年代から研究者や自然保護団体などが、
フンやたくわえた食べ物(貯食物)、葉をかみきった食痕などを確認している。

　造成計画では、現在の東斜面のスキー場(サホロリゾート)に加え、
山頂から北東側の北斜面約87㌶に計5コース(総延長約4・8㌔)とスキーリフト2基を設置する。

　北海度森林管理局が昨年5月、計画地の国有林使用許可を決め、
同6月、道が造成工事を認める特定開発行為の許可を決定。
加森観光は同9月に着工し、現在スキー場下部に2ヵ所の調整池を造成している。
14年12月に開業予定。

　計画をめぐっては92年、道の環境影響評価手続きで知事が
「(エゾナキウサギの)生息地に影響を与えることがないよう努めること」という
付帯意見を出し、事業者が環境評価書を修正した。
01年に事業を引き継いだ加森観光は住民説明会などを開催。
知事の付帯意見については「当社の調査では生息と生息痕は確認されていないが、
最大限の配慮をする」として、生息地とされるガレ場には手をつけず、
スキーコースも一部狭めるなどしている。

　これに対して原告側は佐幌岳の生息地は大雪山系と日高山脈を結び、
移動によってナキウサギが遺伝子交流を可能にする重要な地域だと指摘。
スキー場の建設が移動を困難にして生息地を孤立させ、
将来の種の絶滅を招く可能性があるとしている。

　ナキウサギふぁんくらぶの市川利美代表は、「加森観光にはこれまで2度にわたり、
保全策について文書で回答を求め、同社は道からも対応するよう求められているが、
一切回答がない。
どのように生息地を保全しようとしているのかわからない」としている。

　森林管理局と道は、法律や条令に基づいて適正に対応していきたいという立場だが、
自然保護団体に回答するよう求めた要請が無視された形の道環境推進課は、
改めて加森観光に文書で回答しない理由の説明を求めるとしている。

 ※  生物多様性条約

 　野生生物を生息環境ととともに保全し、生物の多様性の維持をはかる国際条約。
動植物や微生物の生物資源の持続可能な利益の公正な配分なども目的とする。
絶滅危惧種の国際取引を規制するワシントン条約、
貴重な湿地を守るラムサール条約とともに、野生生物の保護や多様性維持をめざす。
日本を含む約190ヵ国が条約締結国となっている。

生活習慣病の改善にサン ケミストフーズのカバノアナタケを、お試しください。

酵素培養・カバノアナタケ製品 無料サンプル・カプセル（菌子体 5 カプセル 菌核 5 カプセル）を
追加致しております。

サン ケミストフーズ関心空間