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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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  知床の原生林を抜けると
 目の前にはオホーツクブルー

 「野生感じ道なき道たどる」

 2005年に世界遺産に登録され、
世界各国から観光客が訪れる知床。
人々を容易には寄せ付つけない厳しい自然がある一方、
そこにすむ生き物たちの息遣いに触れられるのが魅力です。
その知床を解説、案内してくれるトレッキングツアーがあります。

 「知床の海を見下ろす断崖の森歩き」は、明るい森から針葉樹が生い茂る原生林に入り、
草原地帯へと抜ける約3・5㌔のコースです。
コースといっても道があるわけではなく、あくまでも獣道をたどります。
それは地元ガイドだけ知る秘境の道。
エゾシカやエゾリス、時にはヒグマのふんを発見するなど、
近くに生息する動物の濃厚な気配を感じながら歩きます。
ほかにも知床五湖ウオーク、サケ遡上観察ツアー、知床最大の湖・羅臼湖ツアーなど、
知床の豊かな自然を感じられるツアーを用意しています。

 いずれも、催行は「知床ガイド屋pikki(ピッキ)」。
若月識さん(42)と愛さん(37)夫婦が運営するガイド会社です。
ピッキとはアイヌ語でカエルの意味。
知床の大きな自然を構成する、小さな生き物にこそ焦点を当てて伝えていきたい、
という思いが込められています。

 識さんは神奈川県出身。
首都圏でサラリーマン生活を送っていましたが
「自転車で北海道を回りながら登山などをしているうちに、自然に魅了された」と、
30歳の時、知床に移住しました。
アウトドアー会社の流氷ガイドからスタートして10年、今から2年前に独立。

 その時に支えてくれたのが愛さんです。
大阪でのOL生活を辞め「いつかは雪国で暮らしたい」という夢を知床で実現した愛さんは、
識さんとはアウトドア会社の同僚でした。
その後結婚し、大好きなフィールドを自分たちも楽しみながら、
二人三脚でお客さまを迎えています。

 「知床ガイド屋pikki」
 オホーツク管内斜里町ウトロ高原56 ☎0152・24・2077。
断崖の森歩き(約3時間)は大人5000円、小学生2000円。
貸し切オーダメードツアーは半日コース6500円。
問い合わせ、申し込みは北海道体験.com 
☎252・2111(午前9時~午後6時、年中無休)へ   北海道新聞記事

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