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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 狩猟の魅力について語る
 道内のハンターたち

 環境省が「フォーラム」札幌市

 深刻な農林業被害をもたらすエゾシカが増える半面、
狩猟や駆除の担い手となるハンターが減る中、「目指せハンター !」と題した
フォーラム(環境省主催)が1月19日、札幌中央区で開かれた。

 北海道内のハンターは1970年代後半に2万人を超えたが、
高齢化などで2009年度に7千人を割った。
環境省は野生動物対策にハンターの増加が必要とし、狩猟の魅力を伝えるフォーラムを
岩手や東京など全国8ヵ所で企画した。

 基調講演は「ぼくは猟師になった」の著者で知られる千松信也さん(38)。
京都大学在学中に先輩猟師に勧められてわな・網による狩猟免許を取得。
捕らえたイノシシやシカを学生寮で仲間と食べた楽しい思い出などを語った。
千松さんはいまも運送業の傍ら狩猟を続けている。

 野生動物を仕留めることに抵抗感を持つ人も少なくないが、
「肉を食べるということは誰かが命を絶つということ。私は肉は買わずにとりに行く。
だから狩猟は魅力ではなく生活の一部」と千松さん。
「山にはキノコや山菜もある。私にとって山はスーパーマーケットかな」とも話し、
会場を笑わせた。

 パネルディスカッションには千松さんのほか、
西興部村猟区管理協会の伊吾田順平さん(38)や女性ハンターの会「TWIN」代表の
松浦友紀子さん(38)ら4人のハンターが出席。

 銃歴7年の伊吾田さんは「今でも引き金を引くときは緊張します。
でも、捕った肉はみんな喜んでくれ、日本酒やカニになって返ってくるんですよ」。
新人ハンターに狩猟を教える千松さんは「学生をみていても女性の方が狩猟に積極的。
女性ハンターを増やし、狩猟のイメージアップにつなげたい」と話した。

 会場は150席がほぼ満席。
狩猟用のわなの展示やエゾシカ肉料理の試食のほか、
狩猟免許取得の相談ブースも設けられ、さっそく質問に訪れる参加者もいた。朝日新聞

 

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   距離30㍍、照準ピタリ。 エゾシカを狙う上野真由美さん
       =釧路町の国有林

 エゾシカ「狩る 食す」


  ヨシ原に立つエゾシカの首元をスコープで捕らえた。
距離は約30㍍。
上野真由美さん(35)は迷いなく引き金を引いた。
乾いた発射音が響き、エゾシカはその場に倒れた。
3歳前後のメス。体重は80㌔はあった。
「ホットしました。今季は4回出猟し、9発うってやっと2頭目。自信を喪失していましたから」。

 昨年12月初め。
夜明けから釧路町周辺の国有林を車で走り、仕留めたのは日没間際だった。

 狩猟ガイドの津曲和彦さん(57)がすぐに解体。
放血し、関節を外しながらほぼ1時間で肉を取り、皮や内臓は穴を掘って埋めた。
上野さんが「1人だと2時間半はかかるんですよ」と言うと、
津曲さんは「30年やっていますから。それにしても打つことに迷いがなく、
いいハンターです」とほめた。
急所を外すと、動物を苦しませ、食肉の質も落ちる。
射撃の技術はもちろん、仕留められないときは撃たない精神力も必要。

 大阪府出身の上野さんは北大大学院(環境資源学専攻)在学中、
エゾシカ研究のために猟銃の所持許可を取得。
2年前、道立総合研究機構の研究主任として道東地区野生生物室(釧路市)に赴任した。
「猟場に近く、狩猟には最高の環境。
自然の厳しさと美しさを感じながらの狩猟はなんとも言えない魅力です」

 そんな上野さんら道内の女性たちが昨年9月、
「TWIN」(The Women in Nature)」と立ち上げた。
目指すは「shoot & eat」。数が増え、農業被害が絶えないエゾシカを撃ち、
食用に生かそうという集まり。
「エゾシカを森林資源として暮らしに取り入れていく必要がある」。
会長で森林総合研究所北海道支所(札幌市)の研究員松浦友紀子さん(38)はそう話す。
メンバーは研究者や公務員、会社員と様々で、31人中19人がハンター。

 道内のハンターは1970年代後半に2万人を超えていたが、 2009年度に7千人を割った。
主な原因は高齢化。
全国で女性は2%に満たないが、08年以降は100人台で微増。
松浦さんは「これから女性の役割は大きくなる」とみている。

 昨年12月22日夜、TWINのメンバーが釧路市のレストランでクリスマスパーティーを開いた。
肉は自ら調達したエゾシカ。
野性味あふれる肉に負けないよう、渋みのある力強いフランス産ワインを合わせた。

 副会長でエゾシカ肉の栄養成分を研究する釧路短大准教授の岡本匡代さん(39)は
「牛や豚に比べ、高たんぱくで低脂質、鉄分も豊富。
脂質は青魚や植物に多い善玉脂肪酸に富み、まさにヘルシー」と魅力を語る。
そして「北海道のクリスマス料理はエゾシカ肉という文化をつくりたい」。

 しなやかでおしゃれなエゾシカ対策から目が話せない。

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  困難支え合った「絆」

 死のふちをさまよった事故から現役復帰したスキージャンパーの夫と、
献身的に支え合った妻の物語が、ドラマ化された。
モデルとなったのは、札幌市の金子ひとみさんと、夫の祐介さん(36)。
ひとみさんは夫が復活をとげた後、昨年、病で37歳の生涯を閉じた。

 祐介さんは五輪出場を目指していた2005年11月、遠征先のフィンランドで練習中、
空中でスキー板が外れる事故に遭った。
頭ら落下し大量出血、心臓も一時停止したほどの重傷。
緊急帰国し都内の病院に入院したが、事故後、
身の回りの物の呼び名を思い出せなくなった。

 そんな祐介さんを、婚約者のひとみさんは付きっきりで看病した。
祐介さんはひとみさんの名前も思い出せず、
最初は「親切な女の人がいるなあ」と思っていたという。
「生きていてさえくれたらいい」と、ひとみさんは、
物の名前を指さしながら思い出す訓練に付き添い続け、
祐介さんは記憶を徐々に取り戻した。

 リハビリを経て、祐介さんは事故から8ヵ月後には再びジャンプ台に立つ劇的な
回復をみせ、その冬の国体では優勝を果たした。
2人は2007年に結婚した。

 そのころ、検診でひとみさんに子宮頸がんが見つかった。
がんは進行し、ひとみさんはより自分に合った治療を求めて大阪や福岡、
横浜などの医療機関に入院した。
祐介さんは休日になるとひとみさんの入院先に向かい、
病室で共に時間を過ごしながら、妻をさえ続けた。
 
 祐介さんは08年3月、自信がバッケンレコード(最長不倒記録)の
145㍍を記録した大倉山ジャンプ競技で、選手生活に別れを告げた。
最後のジャンプを終えた祐介さんを、ひとみさんは「いい顔しているよ」と笑顔で迎えた。

 ひとみさんは約4年半の闘病生活の後、昨年5月、天国に旅立った。
葬儀には、700人が参列したという。

 降りかかる困難に涙しても、すっきり切り替えて前を向く強さを持ち、
皆に好かれたひとみさん。
「ひとちゃんに会いたい」と、その死を悼む周囲の声が多い中、
家族は今月初めインターネット上に「金子ひとみメモリアルウェーブサイト」を開いた。

 「どこまでも諦めない」ひとみさんの姿や思い出を、家族が折々綴っていく予定で、
アクセスは開設から20日足らずで6千を越えた。
「ひとみとご縁のあった人たちが、つながる広場にできれば」と
父の長井博さん(69)は話す。
祐介さんはいま、会社員生活のかたわら、依頼に応じて自身の体験を
小中学生などに語っている。

 「大けがを乗り越えてと思った後、大好きな妻を失った。つらく嫌な出来事も、
必ず生きる意味があることがきっと後になってわかる。だから、未来を信じて進んでいこう」。
子供たちに、そう呼びかけている。

 新たな目標もできた。
今月、飛型審判員としての一歩を踏み出した。
ジャンプ競技で、空中や着地の姿勢の美しさを審査する役割。
選手時代と違う発見がある。
いつか国際大会の審判資格を取るのが夢。

 ドラマ「バッケンレコードを越えて」は1月27日午後4時05分、UHBで放送予定。

 


「金子 祐介 さん(36)」  

 心臓が一時停止したほどの事故から8ヵ月後、
再びジャンプ台に立った。
原動力は五輪への夢と妻の存在だった。
その軌跡を北海道文化放送がドラマ化した。
 
 トリの五輪の有力候補に躍り出た2005年11月、
合宿中に空中でスキー板がはずれ、頭から落下。
脳挫傷で記憶を失った。
「ただ毎日、死にたかった」

 支えたのは後に妻となる婚約者のひとみさんだ。
自分の存在すら忘れてしまった恋人のために、休職し、つきっきりで介護。
身の回りのものの言葉を思い出させ、笑顔でリハビリを手伝い続けた。

 06年に復帰。 40㍍の短いジャンプ。着地し、涙でぬれた顔を手で覆った。
駆け寄ったひとみさんが笑顔で抱き締めてくれた。
 
 08年の引退まで国体優勝など活躍。
試合には必ず妻の姿があった。
 
 今、横にひとみさんはいない。
昨年5月、子宮がんで帰らぬ人となった。
助かった命と失った命の意味を考え続け、少しわかったことがある。
「ひとみは事故の時も、余命宣告されてからも、絶対にあきためなかった。
自分もそうでなければいけない」

 体験を小中学校などで話している。
必ずこう伝える。
「見たくない現実もある。目標が見えなくなる時もある。
それでも、とにかく未来に向かって行きましょう」
 
 ドラマのタイトルは「バッケンレコードを超えて」。
 1月27日に放送予定   朝日新聞
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 「阿部 真奈 さん(18)」

 
仮設のスタンドから、張りのある声が流れる。
大震災にあった宮城県女川町の臨時放送局
「女川さいがいエフエム」。
土曜の昼に1時間、生放送を担当している。

  父を幼いころ病で亡くし、母と自宅を津波で失った。
祖母と2人で避難所に身を寄せた。
「生きる目標を見失いかけた」。
たまたま同じ避難所にいた中学時代の先輩から誘われた。
人前で話すことは演劇の部活で慣れていた。

 「お母さん、今までありがとう」。デビューした一昨年5月、話題は母の日だった。
明るい声が自然に出た。
「家族を亡くした私だからできることがある」

 巡回スーパーなどの生活情報を伝えるだけでない。
町民を招き、同じ被災者として震災の教訓や復旧への思いを聞く。

 スタッフは「ゲストに気配りができ、仲間のフォーローも上手」。
 被災して初めて、ラジオの力を実感した。
役場職員が支援物資を横取りしたという悪質なデマも飛び交うなか、
町の人たちは電波に乗せた情報を頼ってくれた。

 津波を心配される静岡や和歌山に講演に出向くことも。
「津波は自宅までこないとの思い込みが裏目に出た。
同じことを繰り返して欲しくない」。将来の夢は菓子職人から報道に変わった。

 春から慶応大で学ぶ。
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「復旧復興のあゆみに節目はない。前向きに女川を語り尽くしたい」 朝日新聞

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