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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 根室管内の山林で行われた
シマフクロウのひなの標識調査。
採血してDNAも調べた  


   北大教授ら「遺伝子解析」

 北海道内各地に生息するシマフクロウの個体群が
それぞれの地域で孤立し、遺伝子の多様性がないことが、
北大大学院理学研究院の増田隆一教授(分子統計学)の
研究グループの解析調査で分かった 。
グループは「地域間でシマフクロウが移動・繁殖しなければ、
将来、環境の変化に耐えられず絶滅する可能性が高まる」と指摘している。

 シマフクロウは1970年~80年ごろ、個体数が70羽程度まで激減し絶滅が危惧された。
研究グループは、これを挟んだ ①1880年(明治13年)ごろ~1980年代
② 2000年~13年―のシマフクロウの遺伝子の型を調べた。
標識調査の際のひなからの採血や、剥製の標本の羽根から細胞を採取。
約400の固体からDNAを集め、分析した。

 その結果、期間 ① は五つの型の遺伝子が知床、十勝、日高、根室など
道内全域の生息地にまばらに分布していた。
しかし、期間 ② はどの生息地にも一つの型の遺伝子の固体しかしなかった。

 この結果、かつては固体が地域間を頻繁に指導し、
遺伝子の多様性が保たれていたが、個体数の激減で残った遺伝子の型が
減少したことに加え、近親交配で遺伝子の型が少なくなったとみられるという。

 シマフクロウは保護活動の結果、道内で現在約140羽まで回復しているとされる。
増田教授は「個体数は回復しても、
長期的に集団を維持していくには遺伝子の多様性が必要。
現在のままでは、例えば新たな病原体に感染した時に集団が
適応できない可能性がある」とし、病原体への免疫の有無なども調べる考え。

 シマフクロウの遺伝子の多様性が薄れた背景には、
天然木や餌など営巣できる自然環境が減り、
地域間を移動して繁殖できなくなっている事情がある。
環境省は生息地の分布化を促すため、道内の生息の適応した候補地を選んで
巣箱を設置する環境整備計画を策定し、13年度から実施している。

  ※ シマフクロウ  
  ロシア極東と北方領土を含む北海道に生息し、
体長70㌢、翼を広げると180㌢になる世界最大級のフクロウ。
川魚などを食べ、広葉樹の大木に営巣する。
20世紀初めまでは道内全域に見られたが、森林や河川の開発により減少し、
現在は知床半島を中心とする道東地方や大雪山系などに生息域が狭まっている。
環境省のレッドリストではごく近い将来、
野生での絶滅危険性はきわめて高い「絶滅危惧ⅠA類」に分類されている。
国の天然記念物。 朝日新聞 (釧路報道部 小野孝子 記者)

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