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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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     「新薬登場」

  肝臓がんの原因の約8割を占めるといわれるC型肝炎の治療が変わりつつある。
従来の治療法と併用して効果を上げる飲み薬が厚生労働省に認可されたほか、
副作用がより少ないとの期待がある複数の新薬が最終段階に。
進行するまで自覚症状がほとんどない病気だけに「良い新薬を待って治療を」と
考える人も多いが、専門家は「治療先送りのリスクも認識して」と助言する。

 C型肝炎は血液を介してうつるウイルスが原因。
感染すると7割程度が慢性肝炎となり、20~30年かけて肝硬変、
そして肝がんへと進行する。

 C型肝炎ウイルス(HCV)感染者は、国内に150万~200万人と推定されるが
「治療を受けているのはごく一部」と武蔵野赤十字病院(東京)の泉並木副院長はいう。

  治療が進まない理由は、検査の機会がなく自分の感染を知らない、
感染が分かっても「特に不調はない」と放置しているなどが考えられるが、
標準的治療薬のインターフェロン(IFN)への抵抗感も無視できない。

 IFNは免疫を強め、HCVを体から排除する働きをする注射薬。
しかし発熱や皮膚炎、脱毛、まれに間質性肺炎といった副作用がある。
単独で使われていた1990年はウイルスが検出されなくなる「著効」の率が
10%程度と低かったが、体内に長くとどまる改良タイプが開発されて
週1回の注射ですむようになり、患者の負担が減少した。

 2004年には抗HCV飲み薬リバビリンを加える2剤併用療法が始まり、
著効率が約50%に向上。
がんを防ぐ標準的治療法として、専門医は肝機能が悪化していなくても積極的に
治療を進めるようになった。
ただリバビリンには貧血の副作用もある。
その後、別の飲み薬を組み合わせる3併用療法がスタート。
11年に登場したテラプレビルは著効率を70%まで押し上げたが、
貧血などの副作用が強く、特に高齢者への使用が難しかった。

 さらに新たな飲み薬シメプレビルが昨年9月に認可され、12月に販売された。
臨床試験(治験)での著効率は約90%で副作用も少なかった。
IFNとリバビリンの治療期間が原則1年なのに対し、
シメプレビルを併用すると期間も半年と短縮できる。

 札幌緑愛病院(札幌市清田区)の川西輝明副院長は
昨年12月以降、12人の患者に使用。
このうち使用から1ヵ月以上たった患者7人は血液からウイルスがなくなったといい、
「今までの治療では効果が出ていなかった患者でも、
明らかな効果が見えた」と評価する。

 それでもIFNとリバビリンの副作用は残る。
国内では現在、IFNを使わず2種類のHCV飲み薬だけによる治療法の開発も進行中で、
今年夏にも医療現場に登場する可能性がある。

 ただ武蔵野赤十字病院の泉さんによると、IFNを使わない場合、
HCVが薬に対する耐性を獲得しやすいのではないかという懸念がある。
「年齢や肝炎の進行度から、がんになるリスクはある程度予測できる。
専門医と相談して早い治療が得策という結果になったら、
現時点で最も確実なIFNによる治療が勧められる」と泉さん。

 NPO法人東京肝臓友の会事務局長の米沢敦子さん(53)は
IFNとリバビリンで完治したが、治療は1年半に及んだ。
高熱と高いかゆみ、脱毛などの副作用がつらく、仕事との両立を諦めて
治療に専念する選択をした。

 それだけに「少しでも楽な治療法が出るのを待ちたい気持ちは分かる」と話す。
 だが治療をためらっている間に病状が悪化したり、新薬が承認されても
使用できる患者が限定されたりする場合もあるため
「今できる治療を受けることの大切さを強調したい」という。 北海道新聞記事

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