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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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   副作用「負担軽減」

 
乳がんの施術後、抗がん剤の治療が必要かを判定する
遺伝子検査が注目を集めている。
再発リスクが低いとわかれば抗がん剤を省略することができ、
脱毛などの副作用を避けたい人にとっては朗報だ。
しかし、公的医療保険が使えないため、
約40万円という高額な自己負担が普及のネックとなっている。

 神奈川県内に住む会社員の女性(41)は2010年末、
右胸に直径約1㌢のがんが見つかり、虎ノ門病院(東京)で乳房温存手術を受けた。
幸い早期で、リンパ節への転移はなかった、
だが、顕微鏡でがん組織をみる病理検査の結果、術後の抗がん剤治療が必要かどうか、
主治医の川端英孝乳腺内分泌外科部長も判断に迷うタイプだった。
そこで川端さんから「オンコタイプDX」という遺伝子検査を紹介された。

 この検査は乳がん組織に含まれる21個の遺伝子の働きを調べ、
がんの再発リスクを点数で判断する。
100点満点で、17点以上は低リスク、18~30点は中間リスク、
31点以上は高リスクに分類される。
底リスクの場合、抗がん剤を使わなくても、再発リスクはほとんど変わらないとされる。

 女性の点数は11点。 ホルモン療法だけで、抗がん剤は使わないことにした。
「抗がん剤は副作用もあり、治療中に会社を休まなくではならない。
必要ないなら使いたくなかったので、検査を受けてよかった」

 乳がんは、女性ホルモン受容体に反応するかどうか、
HER2というたんぱく質の受容体に反応するかどうかにより、五つに分けられる。
検査の対象となるのは原則、リンパ節転移がなく、ホルモン陽性、HER2陰性の人。
乳がんの約6割はこれに該当する。
ホルモン療法は必ずするが、抗がん剤を使うかどうかは、
がん細胞の悪性度などをもとに医師が判断する。
川端さんは「病理検査は『人の目』で判断するため、
結果にばらつきが出てしまう場合がある。
遺伝子検査の結果だけで治療方針を決めることはないが、
結果『数値』として出るため検討しやすい」と語る。

 ただ、結果が中間リスクと出た場合は従来通り、
医師の考え方をもとに治療方針を決めることになる。

 聖路加国際病院(東京都)では09~11年、術後に抗がん剤治療を
受けるかどうか悩んでいる患者124人を対象に、
遺伝子検査前に医師が考えた治療方針が、検査後にどのように変わったかを調べた。
その結果、32%は抗がん剤が「必要」から「不必要」となり、
60%が「不必要」から「必要」となった。
山内英子ブレストセンター長は「検査を受けることで、
治療の選択に迷う患者の葛藤を減らせるメリットもある」と評価する。

  「費用40万円がネック」
 この検査は米国の検査会社が開発した。
日本では07年に導入され、約200ヵ所の医療機関が扱う。
手術でとった検体を送るため、検査用にがん組織を採取する必要はない。
約3週間で結果が出る。

 京都大の」戸井雅和教授らが日本人200人を対象の実施した研究でも、
検査の有効性が確認された。
しかし、公的医療保険が適用されておらず、約40万円の検査費は全額自己負担となる。
高額なため、国内でこの検査を受けるのは年間700人程度にとどまる。

 米国では、公的保険のほか、ほとんどの民間保険が検査をカバーしている。
英国では昨年9月、検査の結果によっては抗がん剤を省略できるなど費用対効果が大きい、
と国立医療技術評価機構が検査を推奨した。
厚生労働省の研究班も、費用対効果に優れているとの研究結果をまとめた。

 日本乳癌学会は将来の保険適用を目指し、
2月のオンコタイプDXに関する研究班を設置する。
先進医療の対象とするよう、3月までに厚労省に申請する予定だ。
認められても検査費の自己負担は変わらないが、
民間ががん保険の先進医療特約に加入している人は負担が軽くなる。

 昭和大の中村清吾教授は「米国ではこの検査の大規模臨床検査が進んでおり、
15年に終了する。 結果がまとまれば、よりきめ細かく対象者や
リスクの単数を絞れるようになるかもしれない」と話す。  朝日新聞(岡崎 明子記者)

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