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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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   エゾシカ減らせ「作戦成功」洞爺湖

 洞爺湖と壮瞥町にまたがる洞爺湖の中島で増えすぎたエゾシカを減らす
環境省の研究プロジェクト(代表、吉田剛司・酪農学園大学教授、3ヵ年)が
2013年度で終わり、2年かけて目標とした40年前の水準まで
生息密度を下げることに初めて成功した。

 捕殺は森林総合研究所北海道・関西支所が中心となり、
東京農工大学による生息数調査に平行して行った。
12年3月から大小四つの島からなる中島(4・97平方㌔)のうち最も大きな島を主体に
捕殺を始め、当初の生息数約280頭のうち今年3月までに218頭を捕殺。
自然死などを合わせて生息密度は1平方㌔あたり約56頭から11頭まで下がり、
目標としていた「約40年前の水準」にほぼ戻すことができた。

 中島では過去2回、囲いわなを使った生け捕り作戦が行われた。
1984年は約300頭の生息に対し、捕獲できたのは95頭で、
冬の餌不足による餓死67頭を合わせても半減程度にとどまった。
01年は生息数約400頭に対し、106頭(うち死亡8頭)しか捕獲できなかった。

 今回の捕殺はエゾシカの警戒心を分散させるため、囲いわな以外に、
銃では忍び寄りや待ち伏せ、わなではくくりわな、
網を落としての捕獲などを巧みに組み合わせた。

 今後、中島では植生の回復も期待されるが、再びエゾシカが増える可能性が高く、
バランスの取れた環境を守るには生息密度が低い状態を維持することが絶対条件だ。
だが、今回のプロジェクトでは捕殺が進んで生息密度が下がるほど効果が下がったという。
 捕殺に加わった酪農学園大の伊五田宏正准教授(狩猟管理学研究室)は
「だからこそ関係機関が連携して低密度における効率的な捕獲手法を探りながら、
継続的な捕獲体制を整備する必要がある」と話している。

※ 洞爺湖・中島のエゾシカ
 1950年から60年代にオス1頭、メス2頭(1頭は妊娠)が持ち込まれて繁殖。
鳥獣保護区で外敵もなく、近親交配を繰り返して爆発的に増え、
ピーク時には400頭を超えた。
森林再生が追いつかないほど大量の樹皮や稚樹、ササを食べ、
餌不足で個体の小型や大量の餓死を招いた。
ただ生息密度が下がると再び増えるという増減を繰り返している。
島の野鳥や昆虫類などにも影響を与えている。  朝日新聞

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