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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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   気仙沼ニッティングの手編みのカーディガンを着る
  御手洗瑞子さん=宮城県気仙沼市  

  「一生モノ届ける」

 外資系企業で働いていた28歳の女性が
東日本大震災の被災地で新たな事業に挑戦している。
一緒に働くのは津波の被害を受けた地元の女性たち。
親子ほどの年が離れ、境遇も異なる両者が織りなすのは手編みのニット商品。

 宮城県気仙沼市の「気仙沼ニッティング」。
手編み商品を作る会社で社長を務める御手洗瑞子(たまこ)さん(28)。
東京出身で大学卒業後に米経営コンサルタント大手企業に入社。
2010年から1年間、ブータンの首相フェローに採用され、観光産業の育成に携わった。

 異色の経歴から12年初めにコピーライター糸井重里さんと対談する機会があった。
気仙沼でのニット事業を考えていた糸井さんに、社長を頼まれた。

 コンサル時代、被災自治体の復興戦略を考えることがあったが、
外からの支援のみではうまくいかないと感じた。
自分が現地に溶け込み、これまでにない事業を育てようと思った。

 品質にこだわった。
編み物作家と相談してデザインを決め、業者に毛糸の試作を何度も頼んだ。
編み手は地元から探した。
12年夏に手編みのワークショップを開き、技術のある4人にお願いした。

 編み物教室を開いたことがある伊藤加奈江さん(56)はその1人。
津波で友人を亡くし、何も手がつかない日が続いた。
編み手となってからは多い日は自宅で10時間作業をし、メンバーの指導も頼まれた。
「つらいことも忘れられる。周りに必要とされ、生きていると実感できた」

 編み手は主に気仙沼の女性。
今は30人を超えた。
商品はカーディガンとセーターの2種類。
各自が自宅などで作業し、納品に応じて収入となる。
立体的な模様のカーディガンはオーダーメードで完成に1ヵ月近くかかり、
値段は14万7千円。
ネット販売中心だ。

 安心して着てもらえるよう、編み手の顔が見えるようにしている。
「今、これくらいできています」「着心地を教えて下さい」と写真付の
メールや手紙を買い手に送る。
「クリスマスのデートに着ています」とメッセージが届く。
昨夏から働く女性(65)は「お客さんとのつながりが励みになる」。

 御手洗さんの要求は明確だ。
「事業として継続させることが大切。プロであること」。
時に厳しく作り直しをお願いする。
「一生モノのニットを届けたい。
それが編み手の自信と誇りになる」。
御手洗さんは、担い手の輪を広げるつもりだ。 朝日新聞 清水大輔記者

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