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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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     「管理計画が始動」

 北海道の各地でヒグマの目撃が相次ぐ。
せたな町の山林ででは4月、1年前に女性を襲って死なせたヒグマが再び、
山菜採りの女性を襲った。
人的被害をなくし、農業被害を減らすにはどうしたらいいのか。
道は今年度、道内全域を対象としたヒグマ保護管理計画をスタートさせた。

 管理計画はヒグマを「北海道の豊かな自然を代表する道民共有の財産」と位置づけ、
適正な管理計画を維持し続けるのが狙い。
人や農業への被害が道内各地に広がり、人里への出没が目立ってきたことを背景に、
先行して2000年度に始めた
「渡島半島地域にヒグマ保護管理計画」を全道域に広げるものだ。

 3年計画で最初に取り組む重要な作業が、道全域で頭数の実態把握。
道内には2200~6700頭のヒグマがいると推定されている。
しかし、渡島半島域以外の頭数把握はこれまで、
狩猟者へのアンケートに基づいていて、科学的な調査は行われていない。

 このため道は6月、富良野市の東京大学演習林の約300平方㌔メートルを使って
頭数把握調査を行う。
「ヘアトラップ法」と呼ばれる調査方法で、有刺鉄線の囲いを120ヶ所に設け、
鉄線にかかった毛からDNAを分析して、周囲の生息数を推定する。

 クマの毛が抜けやすい8月末までに行い、クマの密度を推計。
その結果から全道域の頭数が推定できないか検討する。

 道によると、道内でこの60年間にヒグマに襲われた人は131人で、50人が死亡している。
ヒグマの狩猟や有害駆除の際に逆襲に遭った事例が4割余りを占め、
次いで山菜採りやキノコ採りの際に襲われた事例が2割余りあるという。

 管理計画では、すべてのヒグマが人間を襲うのではなく個体差があり、
経費の面からも問題のあるクマに絞って捕獲することを求めている。
クマの遭遇を回避するため、山野では鈴やホイッスルを携帯するなど
基本的なルールの徹底や、出没情報の周知、
家庭ゴミや食べ物の野外放置をやめることを求めている。

 年間2億円近い農業被害を減らすため、電気柵の導入促進や、
クマが移動するときに通る樹木や下草の伐採なども推進する。

 ヒグマの生態に詳しく、道の保護管理計画に助言をしている
道立総合研究機構環境・地質研究本部の間野勉企画課長によると、
北米での研究で、人間の持つ弁当やおやつ、キャンプ場から出る残飯を食べたクマは、
それを求めて人間を襲う危険が高まるとの調査結果が出ているという。

 間野課長は「多くのクマは、人が近くにいるのがわかれば近づいてこない。
凶暴化するのはごく一部で、普通のクマはいくら捕らえても意味はない。
凶暴化しないよう食べ物を残さないことも大切だ」と指摘する。
 朝日新聞 (大久保 泰 記者)

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