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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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     アポイ岳の植物「 再生願う」

 「花の名山」として知られる様似町のアポイ岳で、
盗掘などで減った高山植物の再生をめざし、町民や研究者が苗植のための登山をした。
町民らがタネから育てたアポイの固有種エゾコウゾリナと
アポイアズマギクの苗約140株を、5合目下の再生実験地に植え付けた。

 アポイ岳の高山植物群落は1952年に国の特別天然記念物に指定されたが、
盗掘や登山者の踏みつけに加え、
ササやハイマツが「お花畑」に進出して高山植物が激減した。

 危機感を募らせた町民らによる「アポイ岳ファンクラブ」に研究者や町なども加わり、
2005年に「カムバック1952 アポイ岳再生委員会」が発足。
5合目下の王子社有林を再生地として活動している。

 ファンクラブメンバーと研究者ら約30人は5月31日、苗を背負って山に登り、
再生地に苗を植えた。
2年前に植えたアポイアズマギクは花をつけ、エゾコウゾリナもつぼみをつけていた。
下山後、再生委の総会を開き、今後もタネから苗を育て、再生地に植える活動を続けて、
再生地拡大と5合目避難小屋までの旧登山道の整備を検討することなどを申し合わせた。

 北海道大学の学生だった60年前からアポイ岳を調査している
森林環境研究所(静岡県富士宮市)を主宰する再生委会長の渡辺定元さん(80)は
「再生地を見てプロジェクトが成功していることを確信した。
旧山道沿いの植生復元など、さらに次のステージに進んでゆきたい」と話した。
 朝日新聞 深沢 博 記者)

 「アポイ岳世界へ推薦」2014年9月
 特異な地質と貴重な高山植生を持つ様似町の「アポイ岳ジオパーク」が8月28日、
ユネスコが支援する世界ジオパークネットワーク(GGN)の候補に決まった。
昨年は推薦が見送られ、課題の改善に取り組んできた関係者は喜びに包まれた。

 GGN加盟の可否は来年秋には決まる。
決まれば道内では「洞爺湖・有珠山」に続いて2ヵ所目になる。
現在、国内では6地域が「世界ジオパーク」に認定されている。

 午後5時15分、様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会の坂下一幸・様似長町のもとに
日本ジオパーク委員から「推薦決定」の電話が入った。
朗報を待っていた関係者は歓声をあげ、クラッカーを鳴らして喜び合った。
坂下町長は「これがゴールではない。ジオパークをまちづくりのベースにすえ、
町民一丸となって世界をつかみ取りたい」と話した。
町のジオパーク認定ガイドの水野洋一さん(64)は
「これまでの努力が報われた。とにかくうれしい」と笑顔で話した。

 アポイ岳塊はユーラシアプレートに北米プレートが乗り上げてできた
日高山脈のへりにあり、地下深くから持ち上げられた「かんらん岩」の露頭が多く見られる。
またアポイ岳は810㍍という低標高にもかかわらず、
かんらん岩土壌がヒダカソウなど多くの固有種を生み、
「アポイ岳の高山植物群落」は国の特別天然記念物。
アポイ岳ジオパークは2008年に日本ジオパークに認定された。

 初めて「世界」に挑戦した昨年は「かんらん岩が間近に見え、
学術的な拠点になっている」「住民意識が高く、
植物保全などに取り組んでいる」などと評価された一方で、
「石の説明がやや弱い」「ガイドの説明が不十分」などの課題が与えられ、
協議会はガイドのスキ)ルアップや解説板の改良などに取り組んできた。

 町に多数の岩石標本や学術資料を寄付し、
一昨年開設されたアポイ岳地質研究所(ジオラボ・アポイ岳)の所長を務めるなど、
町の活動を支援してきた新井田清信・元北大准教授は
「アポイ岳と日高山脈を形成した大地の変動は、北半球を縦割りにするほどに大規模で、
地球と台地の動きを体感できるすばらしい場所。世界推薦は本当にうれしい」と話した。
 
 国内には、28日に新たに認定された3地域を含め36の日本ジオパークがある。
朝日新聞(深沢 博 記者)

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