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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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  知床半島先端付近でエサを探す痩せたヒグマ。
昨年は母グマからカラフトマスを与えられていた 若いクマ 


       「カラフトマスが激減」  

 世界自然遺産の北海道・知床で今秋、
名物のサケやマスを追い回すヒグマの姿が激減している。
例年なら8月ごろに遡上を始めるカラフトマスが極めて少ないのだ。
その一方で山の木の実は豊作。
多くのクマは苦労してマスを捕らえるよりも、山の実りに魅せられたとみられる。
ただ、マスへの依存が高いとされる知床半島先端付近では、痩せたクマも目撃される。

 カラフトマスは、ユネスコの世界自然遺産委員会が高く評価した、
知床の「海と陸との生態系の連鎖」を象徴する魚。
知床半島の河川に遡上するサケ科の中心的存在だ。
全長45~60㌢で、道内の河川には7~10月ごろに遡上する。

 北海道連合海区漁業調整委員会のまとめでは、
今年のカラフトマスの北海道沿岸の漁獲数(9月30日現在)は、
昨年の半分以下の134万7千匹。
過去20年で最小で、ピーク時の1996年の約8%だった。
継続的に孵化放流事業が行われているが、沿岸漁獲数は急速な減少傾向にある。

 独立行政法人・水産総合研究センター 北海道区水産研究所によると、
今年のマスの親のほとんどは2012年に川に戻った個体。
この年も今年に次ぐ不漁で、孵化放流用に捕獲された親は例年より少なかった。

 さらに、回帰しているマスは70~80%は自然産卵による野生魚と推定されているが、
12年は自然産卵した親も非常に少なかったとみられている。
加えて、今年回帰したときの海水温の高さが障壁ないなった可能性も指摘されている。

 知床半島先端付近の河川は秋になると水深数十㌢の流れをカラフトマスがひしめき、
クマが冬を前に栄養を蓄えようとこれを追う。
しかし、今年の知床が秋を迎えたころ、
やせ細った体でふらふらと海や河川に顔を突っ込み、マスを探す若いクマが見られた。

 地元・羅臼町でヒグマ対策を担当する同町水産商工観光課の田澤道広課長補佐は
「知床半島の先端に行くほど山が浅く、栄養源をマスに依存するクマが多い」と指摘。
この時期、多くの年は、漁師小屋や民家近くの川に繰り返し現れるクマを
追い払うなどしているが、今秋は1回だけという。

 一方、知床で野生生物の保護・調査をしている知床財団の増田泰事務局長は
「山は今秋、ヤマブドウもコクワもドングリもいい。痩せたクマも回復した可能性がある」
と話している。 朝日新聞 記事

   「クマに襲われ男性ケガ」
 
 10月11日午後0時10分ごろ、千歳市藤の沢の雑木林で、
同市の男性(59)から「キノコ狩り中にクマに襲われけがをした」と110番通報があった。
男性は右腕をかまれたほか、頭や足首にもけがを負い、
約1時半後に道警千歳署員に保護された。
男性の命には別条はないという。

 同署によると、男性は11日午前、キノコ狩りのため1人で林に入り、
ヒグマ1頭に突然襲われとみられる。
同市は現場に通じる林道に看板を設置し、注意を呼びかけている。


    「ヒグマ撮影、危ない !」

 知床半島・斜里町の岩尾別川では、
秋になると遡上するサケなどを狙ってヒグマが出没する。
その写真を撮ろうと、川沿いの町道岩尾別温泉道路に大勢のアマチュア写真家が集まる。

 クマに近づきすぎて事故の危険があるほか、無秩序な駐車で交通に支障が出るため、
環境省など関係機関は今秋から撮影場所を限定するなどの規制を始めた。

 撮影場所は3ヵ所に限り、約1㌔の区間は駐車禁止。
ともにロープを張って明示している。
2ヵ月程度継続する。
サケの遡上が活発になり次第、監視員も巡回し、
訪れる人にはルール厳守を呼びかけリーフレットを配る。


   忠別川で確認されたカラフトマス。
                 手前はヤマメの雄(旭川市、山田 直佳さん撮影)  

「旭川市の忠別川にカラフトマス遡上」


 旭川市内を流れる石狩川の支流の忠別川で、
カラフトますが遡上したのを日本釣振興会 道地区支部の山田直佳さん(46)が確認し、
撮影に成功した。
産卵の季節にオホーツク海側の川に大量に遡上するが、
日本海側の石狩川水系の内陸部に姿を見せたのは極めて珍しい。
上流の取水堰に魚道が整備された効果とみられる。

 サケ・マスの調査を続けている山田さんが10月2日、同市と東神楽町の境にあたる川で
サクラマスの産卵行動を観察中に雄のカラフトマス1匹を見つけた。
サクラマスの群れと遡上したらしく、産卵中の雌のサクラマスに近づいて
繁殖行動を繰り返したという。

 カラフトマスは石狩川水系では千歳川や豊平川の河口付近などでまれに見つかるが、
河川から160㌔離れた内陸部の旭川では確認された例はない。

 忠別川には、下流の石狩川の旧花園頭首工(深川市)に新しい魚道が整備された
2011年以降、稚魚放流の効果もあって
サケとサクラマスの群れの遡上が約50年ぶりに復活した。

 8年前から調査を続ける山田さんは「稚魚を放流していない魚まで上ってきたのは、
遡上環境が大幅に改善したあかしだと思う」と喜んでいる。

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