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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 「復興一番星」福島・いわき  

 
フラガールで知られる
スパリゾート ハワイアンズ(福島県いわき市)が活況。
東日本大震災と原発事故で激減した客足はV字回復。
地元出身者が主体だったチームは、
県外からも参加が相次ぐ。
閉山の危機に炭鉱の娘たちが立ち上がって半世紀。
懸命な踊りで、新たな危機も克服しつつある。

 今年は大型連休も盛況だった。
茨城県北茨城市の男性会社員(59)は震災以降、家族と毎月来ているという。
「メンバーに被災者もいるのに頑張っている。
彼女たちの一生懸命さを応援したくなる」と話した。

 2011年3月の大震災とその後の余震で施設が損壊し、全面再開まで1年近くかかった。
09年度に約148万7千人だった入場者は4分の1に。
それが13年度は150万7千人と震災前を上回った。

 会津を舞台とした昨年の大河ドラマ「八重の桜」の効果もあり、
福島県全体の観光客数は底を脱した。
だが、県観光交流課によると集計中の13年分でも震災前の85%程度。
津波や原発事故の被害を直接受けた浜通りは60%ほどという。

 その浜通にあるハワイアンズの回復のきっかけが震災の年の全国キャラバンだった。
斉藤一彦会長(当時社長)が「我々が元気をアピールして
福島の風評被害を打倒する」と提案した。
5月3日、市内の避難所慰問を皮切りに約半年間、東北~九州の26都府県と
韓国・ソウルの計125ヵ所で247回の無償公演をした。

 思わぬ効果も生んだ。 震災前に入団したフラガール47期生6人のうち県外出身者は1人。
それが48~50期生は計18人中10人が県外組に。
積極的に募集したわけでもないのに、
秋田、宮城、茨城、東京、千葉、神奈川、滋賀から入団した。

 今春入った50期生の一人、佐藤つなささん(19)は千葉県佐倉市出身。
テレビでキャラバンを知った。
「自身も被災者なのに見ている人を笑顔にしていた。
こういう復興の取り組みもあるんだなと感動した。私も勇気や感動をもらった一人です」。
高校3年で受験したが不合格となり、2度目の挑戦で夢を果たした。

 フラガールは、炭鉱労働者の娘たちから始まった。
以来、助け合って炭鉱事故に立ち向かっていた時代の「一山一家」の精神で、
閉山やオイルショックなどの危機を乗り越えてきた。

 県外出身者の増加でチームは変わるのか。
1期生から指導するカレイナニ早川・常磐音楽舞踊学園最高顧問(82)は
「炭鉱関係者の子や孫が今も大勢いる家族的な会社の雰囲気と、
地域の応援に包まれて育つうちに、どこの子もいわきを愛するようになる。
いわき、福島への愛情は変わらない」。

 50期生たちは4月中旬、研修の最後に、いわき市中豊間を訪れた。
津波に襲われ、90人が亡くなった地区だ。
家々の土台だけが連なる風景を始めて見た、佐藤さんはこう感じた。
 「被災地で踊るのだから、生半可な覚悟じゃだめなんだ。
出身は千葉でも気持ちは一山一家でありたい」  ひたむきな姿に「自分も頑張ろう」

 30年間フラガールを応援するテレビプロデューサー  石井ふく子さんの話し
 彼女たちの踊りからはひたむきさが伝わってきて、見る人も胸を打つ。
炭鉱閉山、大震災と、みんなが大変な時に、まず行動を起こした。
地域を背負っているのに大変さを感じさせない笑顔が美しく、
自分も頑張ろうという気にさせてくれる。

 いわきへ行くと、皆さんがフラガールのショーを見るよう勧める。
地域に根を下ろし、市民と共にふるさとをつくってきた姿が、
フラガールの魅力だと思う。  朝日新聞 (西堀 岳路 記者)

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