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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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     胃炎にも「保険適用」広がる

 胃の粘膜にいて、胃潰瘍や胃がんの原因になる細菌ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)。
国内で3500万人が感染しているとみられる。
2月から、公的医療保険でピロリ菌の除去ができる対象の病気が広がり、
今後、除菌を受ける人が増えそうだ。
ピロリ菌除去とはどんな治療なのだろう。

 「胃がん見つけやすく」

 兵庫県姫路市に住む無職男性(65)は2007年にピロリ菌を除去した。
「おかげで胃がんを早期に治せました。胃の傷みも、苦しさもなくなりました」と振り返る。

  当時は会社勤めで仕事が忙しく、よく胃が傷み、重苦しく食欲がなかった。
胃の内視鏡検査を受けると、ある病院では「胃がんかどうか再検査を」と言われ、
別の病院の再検査では「異常なし」と伝えられた。

 専門家に診てもらおうと青山内科クリニック(神戸市中央区)を訪ねた。
胃潰瘍と診断され、胃にピロリ菌が見つかった。
抗菌剤などを飲んで除菌すると、赤くなった胃のただれが治ってきた。
08年に早期胃がんが見つかり、内視鏡でがんを取った。
 その後の内視鏡検査で、さらに別の胃がんも見つかったが早期で取った。
同クリニックの青山伸朗院長は「除菌で粘膜の炎症が改善し、
胃がんの診断がしやすくなります」と語る。

 これまで、公的医療保険でピロリ除菌の対象になるのは、
この男性のように胃潰瘍や十二指腸潰瘍などと診断された場合だった。
それより症状の軽い胃炎では保険が使えないため、
全額自己負担で除菌を受ける人もいた。

 今年2月から、ピロリ菌による胃炎も保険の対象になった。
日本でピロリ菌の感染者は約3500万人とみられている。
年代別では50代以上の人に多い。
衛生環境が良くなかった時代、子どもの頃に感染したようだ。
今の子どもの感染率は低い。
感染すると、ほとんどが胃炎になると考えられるため、これから、
除菌をする患者が増えてきそうだ。

 「定期的な検査が重要」

 除菌治療を受けるのは、まず、内視鏡検査で胃炎と診断されることが出発点になる。
人間ドックなどの内視鏡検査で胃炎が見つかった場合も含まれる。

 さらに、検査でピロリ菌が見つかった場合には薬を飲んで除菌して、
その後に検査をして菌が消えたか確かめる。

 除菌に使う薬は3種類。
抗菌薬2種類と、胃酸の分泌を抑える薬1種類の組み合わせ。
これを1日2回、7日間続けて飲む。
副作用には、下痢や軟便などがある。

 約1800人の除菌をしてきた青山さんによると、
この「1次除菌」の成功率は70%。
2種類の抗菌薬の一つに耐性菌が出てきているためだ。
1次で成功しない場合は別の抗菌薬を使って2次除菌をする。
1次で不成功でも2次の成功率は90%なので、2次までの成功率は結局97%になる。

  ピロリ菌に詳しい北海道大の浅香正博・特任教授(消化器内科)は
「除菌が広がれば将来の胃がん死亡を減らせる」と話す。

 浅香さんたちは胃がんを内視鏡で取った患者を対象にした研究で、
ピロリ菌除去をすれば、その後に新に発生する胃がんを3分の1に減らせることを示した。

  胃がんで亡くなる人は日本では年約5万人。
除菌で胃がん発生を減らすことができれば、胃がんによる死亡が減ると期待される。

 ただ、除菌すれば、その後の胃がんのリスクがゼロになるというわけではない。
子どものころに感染して、長い年月の間に、
がんになる前の病変ができている可能性があるためだ。
とりわけ50代以上では、
除菌をしても胃がんを減らす効果はやや下がってくると考えられている。

 日本消化器がん検診学会も4月、「除菌による胃がん発生予防効果は限定的」という
理事会声明を公表して、除菌後のも検査の重要性を訴えている。

 浅香さんや青山さんも、除菌が成功した後も定期的に内視鏡検査を
受ける必要があると強調している。
青山さんは「胃がんの後や胃の粘膜の萎縮が強いなどリスクが高い方は
1年に1回以上の検査を」と呼びかけている。 朝日新聞

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