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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 「人身事故1106件分析」日本クマネットワーク

 
 クマの研究者らでつくる、日本クマネットワーク(山崎晃司代表)が、
北海道のヒグマや東北以南のツキノワグマにより、
全国で発生した人身事故1106件の原因を分析した。

 国内初の試み。
原因究明や再発防止に役立つ事故調査マニュアルも提案している。
 クマは九州・沖縄と千葉県を除く38都道府県に生息し、32都道府県で人身事故があった。

 集計期間は違うが、以下の状況。

 ① 秋田県 195件(1979~2008年)
 ② 岩手県 185件(1993~2009年)
 ③ 長野県 123件(1973~2008年)
 ④ 北海道 107件(1962~2009年)
 ⑤ 福島県  90件(1979~2008年)
 ⑥ 富山県  71件(1953~2008年)
 ⑦ 山形県  64件(1977~2008年)

 北海道や東北は、春先の山菜採りと秋のキノコの時期に多発。
関東以南はクマの生息地の入る人が多い夏に増えている。

 クマが多く出没する年は、事故の多発期が変わる。
ツキノワグマが大量出没した04年度や06年度は、全国的に10月に激増した。
ブナやミズナラの実の凶作で人里に下りたクマが増えた。

 住宅地や農地でも事故が起き、朝6時や午後10時以降など早朝と深夜が少なくなった。
昼行性のように行動、人里まで出没するなどパニック状態にもみえる。

 被害程度は、北海道では被害者の3分に1以上、45人が死亡した。
ヒグマは体が大きく、被害も重大になる。
ツキノワグマでも、重症が半数を占めた。

 報告書は、地区ごとの例も分析した。
北海道帯広市で
昨年6月、山菜採りの女性が子連れのヒグマに遭遇した死亡事故、
09年9月岐阜県高山市の乗鞍スカイライン畳平駐車場で、興奮したクマに襲われ、
観光客ら10人が負傷した事故など約80件について、経過と原因、対策が書かれた。
事故を避けるには、出没情報などに注意し、クマと距離を保つ必要があるという。

 分析した、北海道総合研究機構の釣賀一二三・道南地区野生生物室長は、
クマに出合わないことが大事だが、大量出没年は市街地でも事故が起きる。

 ブナ類の豊凶予想で警報を発令し、侵入を防いだり、
クマを引きつける柿や生ゴミを取り去ったりするべきだと、指摘する。

 報告書のまとめ作業で、自治体の事故情報は、
原因究明や再発防止に向けたデータが足りないことも分かった。
そこで、事故調査マニュアルのひな形を作り、行政と医療機関や研究機関、猟友会、
NGOなどが協力して記録するよう提言した。

 報告書(191㌻)は都道府県や警察本部の担当者に配布、
日本クマネットワーク
のホームページでも閲覧できる。

 山崎代表(茨城県自然博物館首席学芸員)は、人口密度の高い先進国で大型食肉類が
生息するのは貴重だが、過去10年で3回の大量出没年に毎年100人以上が被害を受けた。
環境省に事故情報収集の規格化と普及、全国的な生息調査などを要望したいと、話した。

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