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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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  震災後に見つかった
 愛犬たちとくつろぐ伊藤茜さん。


 「今はただ優しくありたい」 

 3・11の東日本大震災から半年が過ぎました。
テレビや新聞で当時のようすを振り返り、発生時の悲惨な光景を映し出しています。

 私の知人も宮城県名取市に住み、昨年秋に新居を建て楽しく過ごしていた最中の震災でした。
幸い、被害は少なかったが、水道、ガス、電気などの復旧に時間がかかり
大変な生活が続いたようです。

 また、毎日被災した現場を目の当たりにしての生活で、
なんとなく気力がわかないとメールが届き、心が痛みました。
被災された方、被災を免れたが回りの風景が一変した中での生活は、
当事者でないと分からないのかも知れません。

がれきに囲まれ、涙を流す女性。
3月14付朝日新聞の1面に掲載され、世界中の新聞や雑誌に転載された。

 あの女性は今――。

 「守れなくてごめんって、あのときは、心の中でずっと謝ってた」。
半年前を振り返り、伊藤茜さん(29)は言う。

 津波が引いて初めて帰った日。
宮城県名取市閖上の家はなく、愛犬の姿もなかった。

 裸足になって座り込んだ。
どれだけ経ったのか分からない。
いつもの散歩道。
おじいちゃんやおばあちゃんの立ち話。
2日前にはそこにあった風景が、何もかも消えていた。
あふれる涙を拭うことさえ忘れて、泣き続けた。

 高校時代の同級生と一緒に、県内の飲食店で働いている。
けれど震災後、動物のための仕事をしたい、と考えるようになった。
「今までは友達や恋人、家族とか、自分の回りさえ幸せならいいと思っていた。でも」

 避難所で声をかけ合った人、心配して連絡をくれた人、家財道具を分けてくれた人。
「支えられて暮らしている。自分も役に立ちたい、と思うようになた」。

 10匹ほどの愛犬のうち助かったのは2匹。
今は同県七ヶ浜町で家族と暮らす。
あの場所に戻るのは、まだつらい。
今はただ、人に優しくありたい。
この穏やかな日常がずっと続きますように。
そう願い、毎日を過ごしている。

 

  3月14日付朝日新聞1面に掲載された写真。

「世界中で配信、各紙が使用」 

 伊藤さんの写真は、世界中へ配信され、震災のすさまじさを象徴する1枚となった。
米国ニューヨーク・タイムズ紙は3月14日付の1面トップで掲載し、
ワシントン・ポスト紙も使用した。
ほかに、フランスのルモンド紙や、インド、香港の新聞なども掲載した。

 


犬の美容師を目指し、学校に通い始めた
伊藤茜さん2012年2月13日=仙台市太田区



「夢へ、歩き始める」2012年3月

 東日本大震災で、津波に襲われ壊滅的な被害をうけた宮城県名取市閖上で、
うずくまり涙を流していた伊藤茜さん(29)。
震災から1年を前に、子どもの頃からの夢だったトリマー(犬の美容師)への道を歩み始めた。

 津波で自宅が流された。
家族同然だった犬たち約10匹は、2匹を残して行方不明のまま。
今でも時々、犬たちが帰って来る夢を見るという。

 「助けてあげれなくて、悔しい」。
津波によって一瞬にして失われた人間や動物の命。
どんな小さな命でも大切にしていきという思いが強くなった。

 被災した後、知人から服やテレビなどを譲ってもらった。
喪失の悲しみは癒えないが、少しずつ前向きになれるようになった。
1月末からは、仙台市内の専門学校に通っている。
将来、犬の美容院を開業するという夢を持っている。

 「思いやりを持って、困っている人たちがいたら、いっぱい助けてあげたい」。 朝日新聞・恒成利幸

「朝日新聞カメラマン オランダで表彰」世界報道写真

 オランダの世界報道写真財算は4月21日、第55回世界報道写真コンテストの
授賞式をアムステルダムで行った。

 朝日新聞2011年3月14日付朝刊1面で掲載された「被災地で涙を流す女性」が
東日本大震災を扱った報道の中で、一般ニュース部門・単写真で3位に入賞。
撮影した朝日新聞東京本社写真部の恒成利幸カメラマン(44)に財算から
表彰状と記念の盾が贈られた。

 審査は124の国と地域、5247人の報道写真家が2011年に撮影した
10万1254点の写真の中から選考され、各部門でのべ57人が受賞した。
大震災の写真で入賞した毎日新聞社の手塚耕一郎氏、AFP通信社サンパウロ支局の
干場泰由氏らも表彰された。

 入賞作品を紹介する「世界報道写真展2012」(朝日新聞社など主催)は6月から
東京都写真美術館を始め、大阪など各地を巡回する。

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