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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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  植生「回復の兆し」

 環境省がエゾシカ駆除を続けている知床岬で、
エゾシカの生息密度が駆除開始から6年を経て増加前の水準を下回り、
植生が回復に向かっていることが同省の今夏の調査でわかった。

 本来の植生に戻るにはまだ時間がかかりそうだが、
対策の効果が出たことに関係者は胸をなで下ろす。
ただ、他地域からエゾシカが入り込む可能性もあり、同省は今冬も岬での駆除を継続していく。

 環境省は世界自然遺産・知床のエゾシカ対策として、
2007年度から最大越冬地の知床岬地区で冬期駆除を始めた。
当時、岬の先端部(約7平方㌔)の台地には毎冬500~600頭が集まり、
生息密度は1平方㌔当たり70頭以上と推定されたが、駆除によって年々越冬数が減少。
12年度の駆除を終えて越冬数は24頭となり、
生息密度は急増前の5頭(1980年水準)を下回る3・4頭になった。

 これに伴い、植生も回復し始めた。
シカが好んで食べるクサフジやオオヨオモギなどには植生調査を開始した
10年前にはほとんど見られなくなっていたが、ここ2年で再び姿を現した。
またササ類は年々草丈を増している。 林地内でも駆除の効果が現れ始めた。
食害を受ける地上0・5~2㍍の「ブランジングライン」を11年と13年で比べると、
下枝密度が0・003%から0・4%に、稚樹本数も1㌶あたり22本から100本に回復。
食害の回復が分かる。

 半島基部と比べると回復の数値はわずかだが、
いずれも時間をかければ回復に期待が持てるという。

 環境省釧路自然環境事務所では
「生息密度の低下と植生の回復の間には時間差がるので、引き続き低密度を維持し、
植生の回復状況をモニタリングしていきた」と話している。  朝日新聞

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  航空調査「30年前の水準」2013年9月 

  エゾシカの食害が深刻化している世界自然遺産・知床半島の知床岬地区で、
シカの生息数が大幅に減少している。
環境省が2月に行った航空調査では前年同期比209頭減の56頭となり、
過去10年で最少となった。
食害で失われた植生も回復傾向で、同省は2007年度に始めた捕獲の成果とみている。

 9月29日に釧路市内で開かれた知床世界自然遺産地域科学委員会の
ワーキンググループの会合で報告された。

 知床岬地区が同半島の突端で、4ヵ所あるエゾシカの主要越冬地の一つ。
強風により草原の雪が吹き飛ばされるため草木を食べやすく、
格好の菜食地となっている。
毎冬実施している航空調査によると、調査開始の1986年は53頭だったが、
年々増加し、ピークの03年には626頭を確認。
その後もほぼ500頭台で推移していた。

 同省は植生への被害軽減を図るため、07年度から岬地区でエゾシカを
追い詰めて撃つ「巻き狩り」を実施し、これまで計717頭を駆除した。
それに伴い確認頭数も大幅に減少。
推定生息密度は1平方㌔㍍当たり3・4頭となり、
目標としていた80年代初頭レベルの同5頭を下回った。

 同省が8月に実施した岬地区の草原調査では、エゾシカの菜食で
ダメージを受けていたクサフジやオオヨモギなどの植生の回復が確認された。
同省釧路自然環境事務所は「捕獲の成果が表れている」とみている。
捕獲を行っている知床の越冬地のうち岬地区以外の2地区も減少傾向。
2月の上空からの調査によると、根室管内羅臼町のルサ― 相泊地区は
直近の調査が行われた11年比で24%減の215頭だった。
オホーツク管内斜里町の幌別―岩尾別地区は同76%減の314頭だった。

 同省は来年以降も越冬地3地区での捕獲を実施。
これまで行っていない越冬地の斜里地区ルシャ地区でも、
17年度からの捕獲実験を検討している。
同事務所は「捕獲している越冬地では減少しているが、何もしなければ再び増加する。
低密度を維持するために捕獲を続ける」としている。

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   「伐採必要と」専門家  

クマ出没の「多発地帯」とされてきた札幌市南区で、
また目撃情報が相次いだ。
札幌市市街地に近い山間部では雌グマが繁殖を続け、
親離れした若いクマが河畔林を伝い市街地へ迷い込むといわれる。
専門家は対策の一つとして、河畔林の伐採を求めるが、すぐに実施しそうにない。
人間の生活圏へのクマを近づけない方策が、いま求められている。

 20日夕方から夜にかけ、南区の石山と鉱石山で目撃されたクマは、
いずれも体高(地面から肩までの高さ)70~80㌢で、同じクマとみられている。

 北大大学院獣医学研究科の坪田敏男教授(52)は
「雄なら2~3歳の若いクマだろう。親離れしたばかりの可能性もある。餌を求めて歩き回り、
豊平川の河畔林を通って、帰り道が分からなくなったのでは」とみる。
「河畔林の伐採や、山際の林の下草刈りでクマの市街地への侵入を防げる」

 2011年以降、市街地でのクマの出没が相次ぐ札幌の中でも南区は山林に広範囲で接し、
出没の頻度が高い。 この秋も9月下旬に南区石山、川沿地区に出没した若い雄が、
ハンターによって射殺された。
このクマは豊平川の河畔林を伝って市街地に迷い込んだと、
専門家たちはみている。

 今回のクマの出没地点を含む豊平川の上流域を管理するのは、
道の空知総合振興局札幌建設管理部。
河畔林については、「治水上の問題になりやすい他の小規模河川を中心に伐採しているが、
川幅が広く優先度の低い豊平川は手付かず」という。

 建設管理部事業課の天井弘志課長(55)は、
「こちらは河川管理者でありクマ対策の部署ではない。本来、札幌市が行うべきだ。
市から要望があったとしても、費用の面から難しい」と説明する。

 クマ対策を担当する札幌市みどりの活用担当課の長谷川正彦課長(55)は、
「出没につながるような場所の下草刈りなどは、これまで土地所有者にお願いしてきた。
今後クマの出没地点を分析して効果的な場所を探し、河川管理者と協議したい」と話す。

 「クマ対策は縦割り行政では進まない。
さまざまな行政機関が協力し合う必要がある」(坪田教授)との指摘を、
今後どのように生かすか課題だ。

 南区石山に約50年住む主婦(76)は「豊平川の河原は昔は石が広がっていたが、
ここ十数年で林のように茂ってしまった。
クマ対策としても、治水面からも伐採してほしい」。
石山で働く菓子職人島宗義秋さん(70)は「怖いのでクマ鈴を持って歩いているが、
林を切るなど抜本的な対策をしてほしい」と求める。

 南区の川沿地区では昨年9月、クマの通り道になっている恐れがあるとして、
豊平川支流の北の沢の河畔林約300㍍を、道が200万円かけて伐採。
札幌市によると、伐採以降は周辺でクマ出没は確認されていない。

 








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 川岸の遊歩道「至近距離に頭」

 日没が迫った川岸に、霧雨が降っている。
 9月26日午後5時20分ごろ。
札幌市南区の石山を流れる豊平川沿いを、
近くに住む大塚啓子さん(68)は、シバイヌのチャッピーを連れて
散歩していた。

 ヤナギや下草がうっそうと茂る遊歩道脇の林の中に、
クマの頭が見えた。
  目の前2㍍。
「目が合うと危険だと思って、そっと離れたの。チャッピーがほえなかったから、
クマにも気付かれずに済んだ」。
クマは翌日午前、約2㌔離れた南区の真駒内柏丘で、ハンターに撃たれて死んだ。

 体長1㍍ほどだったこの若いクマは、豊平側 河畔林※1を伝って迷い込んだと、
専門家たちはみている。

 人の手が入った河川のそばに、木々は茂りやすい。
「自然の状態ならば氾濫を繰り返す川沿いに木の根は定着しづらい。
上流にダムができ、水量が管理されて氾濫が少なくなると樹林が発達する」。
北大大学院農学研究院教授中村太士さん(54)は指摘する。
豊平川も1972年、上流に豊平峡ダムが造られてから河畔林が広がったことが、
開発局の調査で分かっている。

 河畔林がクマの身を隠す通り道になっていることは「あまり知れていない」と、
北大大学院獣医学研究科の教授坪田敏男さん(52)は言う。
「クマは自分の体をさらすことを嫌う。河畔林の下草を刈るだけでも林の中が
明るくなって視界は広がり、効果はある」

 札幌市内のクマ目撃情報は2011年から急増している。
通り道をしっかり絶たなければ、札幌市街地へのクマの侵入は止まらない。
周辺の山間部で、クマたちが増え続けているからだ。

 頭数を増やし、分布を広げるのに中心的役割を果たすのはメスグマ。
行動範囲が100㌔にも及ぶ雄とことなり、
雌は数㌔四方にとどまって2~3年に1度、1~2頭を生む。
道立総合研究機構環境・地質研究本部((札幌)と札幌市が2003年から続けている
ヘアトラップ調査※2などによると、札幌市街地に近い山間部で、昨年までの7年間に、
少なくとも11頭のメスグマが生息していた。

 初めてメスグマが確認されたには06年。
南区の白川と豊滝に計3頭の雌がいた。
07年も南区の豊滝で新たな雌が見つかった。
08年には、地下鉄東西線円山公園駅から南西に5㌔しか離れていない中央区盤渓でも。
これまで確認された雌グマ11頭のうち、3頭は駆除などで死んだが、
残りは生息している可能性がある。
調査では雄18頭、性別不明1頭も見つかっている。

 調査を進める道総研の企画課長、間野勉さん(53)は、
雌グマ増加の理由として春グマ駆除※3の廃止を挙げる。
 「先人は開拓当初、人里にクマが侵入しないように一丸となって対策を図った。
今の札幌市民は、クマが近くに住む状況を経験していない」。
間野さんは心配する。

 1~2年で母グマと分かれ若いクマは好奇心も旺盛で、とりわけ雄は長距離を歩き回る。
「まちのすぐ横に雌グマが住むということは、親離れした若いクマが、
いきなりまちに『突き刺さる』ということ。いつ事故が起きてもおかしくない」

※1 河畔林
 自然の状態の河川敷には石が多いが、
上流にダムができると氾濫の機会が減ることなどから、土がたまり草木が生えやすくなる。
一般的に5~10年ほどでヤナギやニセアカシアが生え、10~20年ほどで林に。
鳥類などの生息地としての役割がある一方、
洪水時に流木となり橋を傷つける恐れがあり、治水の面からも問題になっている。

 ※2 ヘアトラップ調査
 クマの生息域に有刺鉄線を仕掛け、付着したクマの体毛を採取しDNA鑑定する。
性別や個体の識別ができ、移動範囲や生息数を確定できる。
有刺鉄線は地面から約50㌢の高さに約5㍍四方に張り、
中心部にクマをおびき寄せるための餌をつるす。

 ※3 春グマ駆除  
 1962年の十勝岳噴火による餌不足でクマが人里に多数出没したことを受け、
66年~89年に実施された。
鳥獣保護法に基づく道の許可の下、被害の有無にかかわらず、
クマの生息域で上限を定めずに射殺する。
雪上の足跡でクマを追い込みやすい3~5月に行われた。
クマ絶滅の恐れを指摘する専門家らの声を受け90年に廃止された。 北海道新聞記事

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   小泉さんが家族や仲間からもらったお守り、
   クマ鈴、空の薬きょう。
  「勇気をもらえる」と常に持ち歩く

 「撃ちたいわけじゃない」  

札幌市に住む小泉要さん(41)は9月26日午後、
自宅で夕食の支度をしている時に電話を受けた。
  「あすの朝、パトロールに出てほしい」。 猟友会の仲間は、そう告げた。

 小泉さんは昨春、札幌市から委託される「ヒグマ防除隊」の一員に選ばれた。
20人ほどの隊員の中で、ただ一人の女性。
クマ出没の知らせがあれば、ライフルを携えて駆けつける。

 27日午前7時。 小泉さんを含むハンター4人はライフルを持って二手に分かれ、
南区川沿から真駒内に至る豊平川沿いを見回った。
樹木がうっそうと茂る所もある周辺では、クマの目撃情報が相次いでいる。

 登校時間が過ぎた8時半ごろ、車を止めていた藻南公園の駐車所へ戻った。
そのとき、仲間の携帯電話が鳴った。
「クマが出た」

 小泉さんを乗せたオフロード型四輪駆動車は、数分で現場に着いた。
取材中のSTVのカメラマンたちが路上にいた。

 カメラが向く道路わきの斜面の林で、黒い影がこちらに動きかけた。
狩猟で仲間とクマを2度撃ったことがある小泉さんは、その生体がすぐに分かった。
10㍍あまり。
クマなら2秒で走り寄れる。
「危ない」
 車から飛び降り、ライフルに弾を込めた。
ためらわず照準を合わせる。
弾はクマの頭の右側を直撃した。
「むくろに向けごめんなさい」  
体長1㍍ほど。
死んだのは1~2歳の若いクマと分かると、小泉さんは、
涙があふれるのを我慢できなかった。
「ごめんなさい・・・」。
むくろに何度もつぶやく。
現場にいた警察官や市職員から「よくやったよ」と声を掛けられたが、
「そんな気持ちになれない」。

 撃つのは間違っていない。
だが、まだこれだけしか生きていないのに、山に帰してやれなかった―。
さまざまな思いが、今も小泉さんの中にある。

 小泉さんは、夫(56)が営む広告会社で経理担当として働き、
小学4年の長男(10)を育てている。
1995年にクレー射撃を始めた。
狩猟を始めようとする人へ銃の取り扱いを指導するようになり、自分も経験せねばと、
シカなどを撃つようになったのは3年前。

 夫から危険だと反対されたヒグマ防除隊入りの訳を、彼女はこう言う。
「クマに襲われると銃がなければ太刀打ちできない。
銃を持っている人が市民を守る責任があるから」

 緊急の呼び出しは勤務中や夜間でもある。
無事を願う夫からのお守りと、長男からクマ鈴、
「師匠」と慕う道南のクマ撃ちハンターからもらった空の薬きょうを
ベストにしのばせて出動する。
「市民を見守る最後に手段」

 「残酷だ」「殺さず山へ戻して」。
市街地近くに出てきたクマが打たれると、そんな声がわき起こる。
批判の矛先がハンターに向うこともある。

 ヒグマ駆除隊に携わる石狩管内の男性(73)は、
「積極的にクマを撃ちたいわけじゃない。出動を頼まれて、現場にクマがいなかったときは
正直ほっとする」と漏らす。
別の男性ハンターも「心情的につらい。誰かがやらなければならない仕事。
楽しんでやっている人はいないはずだ」。

 クマの生息数が減ったため、道は90年、クマの冬眠中や冬眠明けの春先に
山中へ分け入って狩る「春グマ駆除」を廃止した。
クマを追うハンターは減り、過去10年の石狩管内でのクマ狩猟は2011年の2頭だ。

 北海道猟友会の札幌支部長を務める田子一雄さん(72)は、
「クマ撃ちには経験や度胸が求められる。手負いにすれば襲われる危険もある」と話す。

 都市近くに生息するクマとあつれきを避ける方法はあるにしても、
最後の手段として「駆除=射殺」がやむを得ない場合はある。

 「クマを撃つ技術が衰退する恐れが出ている。
クマ撃ちの経験があるハンターを育てることは大切だ」。
ヒグマの生態に詳しい酪農学園大准教授の佐藤喜和さん(42)は指摘する。

 札幌市内の南部や千歳市など石狩管内の人間の生活圏で、
頻繁にクマが出没するようになった。
恐れ、騒ぐだけでなく、都市部に現れたクマへの対応を冷静に考える。

  ※ 北海道内のハンター数は減り続け、今年3月末の北海道猟友会の会員5444人は
35年前の4分の1で、このうち札幌支部の会員は649人。
高齢化も進む中、クマ撃ちの経験があるハンターの正確な人数は不明だ。

 札幌市から委託で猟友会札幌支部が構成する「ヒグマ防除隊」は、
射撃技術や経験、人格などを考慮して会員の中から20人が選ばれている。
市は、ライフルの弾代や保険料などとして97万6500円を支部へ一括支出。
クマ目撃情報に基づく捜索やパトロールの際、1人当たり2万円を出動人数分、
さらに射撃で駆除した時はクマ1頭につき3万1500円を支払う。

 防除隊は石狩管内で、千歳市や恵庭市などでも構成されている。 北海道新聞記事

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