食と健康学“ママの背中が一番イ～サ ！”

　「カワアイサ」北海道・音更町

　十勝管内音更町の役場敷地内にある池で、カモ科の水鳥カワアイサが子育て中。
巣立ちしたばかりのひなが2羽、3羽と母鳥の背中に飛び乗ると、
この瞬間を待っていた野鳥愛好家らも盛んにカメラのシャッターを切っている。

　池近くの樹木には毎年2組ほどのカワアイサが営巣。
今年は5月25日午後に10羽のひなが巣立ち、母鳥と一緒に水辺に向かった。

　ひなたちは水面を泳ぐ母鳥を追いかけ、ぴょこんと勢いをつけては背中に飛び乗る。
背中で休んだり、体が冷えるのを防いだりするためのようだ。

　20年以上カワアイサの観察を続けている同町在住の自然写真家矢部志朗さん(67)は
「カワアイサは水場と森がなければ生きていけない。
温かく見守ってほしい」と話す。

　カワアイサの親子は間もなく1㌔ほど離れた音更川に引っ越しをする。北海道新聞記事

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