山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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巣立ちが確認されたトキのひな(左)
「野生で2年連続」
環境省は5月27日、新潟県佐渡市で放鳥された
国の特別天然記念物トキのひな2羽が
相次いで「巣立ち」を発表した。
国内の野生では2年連続となり、トキの野生復帰事業は順調に前進しているといえそうだ。
環境省によると、ひなは5歳雄と6歳雌のつがい、4歳雄と3歳雌のつがいから誕生した。
生後35~40日とみられ、27日までに巣から離れ、木の枝を歩いていたり、
羽を動かしてジャンプしたりする姿を確認した。
ひなはその後巣に戻ったが、環境省は巣立ちの定義を
「両脚を巣の外に完全に出すこと」としている。
本格的に巣立ちするのは約1ヵ月後とみられる。
巣立ちの直前には、巣の中を動き回り、羽をばたつかせる姿を確認していた。
野生で育っている残りのひな3羽も順調にいけば近く巣立つ予定。
今回のひなには識別用の足輪が装着されており、今後も正確な行動把握が可能となる。
昨年は38年ぶりに8羽の巣立ちを確認したが、親鳥が人間を警戒し、
巣を放棄するなどの恐れがあるため、装着は見送っていた。
長田啓主席自然保護管は「ひなは巣立ち後にも試練が待ちかまえている。
そっと見守ってほしい」と話している。
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