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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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  「浅香 正博さん」北海道大学特任教授

 今年から、胃潰瘍などの病気だけでなく、慢性胃炎もピロリ菌の除去が保険できるようになった。
胃がん対策にとって大きな前進。

 ピロリ菌に感染すると、ほぼ100%の人にヘリコバクター・ピロリ感染胃炎という
慢性胃炎の一種が生じる。
長く続いた場合、萎縮性胃炎を引き起こし、その一部から胃がんが発生してくる。
従って、慢性胃炎をしっかり治療しておくと、その先にある胃・十二指腸潰瘍や胃がんになる
可能性を大幅に減らせる。

 日本では毎年5万人が胃がんで亡くなる。
肺がんに次ぐ数で、ほぼ40年間変化していない。
胃がんで亡くなる人を減らす試みは我が国で以前から行われ、
早期胃がんという概念も世界で始めて臨床の場に導入された。
早期胃がんなら予後はきわめて良く、5年生存率は95%を超す。
早期で発見するためにはバリウム、内視鏡検査の研究に全力を挙げた結果、日本の早期胃がんの
診断能力は世界でトップに立っている。
胃がん全体で5年生存率は60%を越え、欧米の20%を大きく上回っている。

 がんは、生活習慣由来と感染症由来に大別できる。
胃がんは従来、前者に分類されていたが、最近の研究により、
その95%以上はピロリ菌の感染によることが明らかになってきた。
さらに私たちの研究チームは、胃がんと密接に関わりのある萎縮性胃炎の大半が
ピロリ菌感染によるものであること、除菌によって胃がんの3分の1にまで減らせる可能性を
明らかにし、胃がん予防のために除菌が必要であることを強調してきた。

 学会の提言を受けて、厚生労働省が慢性胃炎に対して除菌の保険適用を
認めたことは英断と言っていい。
世界でも初めてで、海外の研究者からも注目されている。

 世界的に高い水準にある胃がんの検診と内視鏡治療に加え、
ピロリ菌の除去という有力な手段ができた。
積極的に利用すべきだ。
まず、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であるかどうか医療機関でチェックし、慢性なら除菌を行う。
 10代、20代では感染率は10%前後で、除菌すれば胃がんを含む胃疾患を抑えることにつながる。
高校卒業時など、時期を定めて必ず検診を行うようにするべきだ。

 一方、60歳以上の高齢者では感染率は70%を超えている。
すでに前がん状態に進んでいる場合もあり、除菌後も定期的にフォローする必要がある。
これらを徹底すれば、10年後の日本で胃がんで亡くなる人は激減しているはずだ。

 今年が「胃がん撲滅元年」になるよう努力したい。 朝日新聞
 
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