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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 春堀り「ナガイモ」帯広市

 全国有数の畑作地帯・北海道十勝で看板作物の一つに成長した
ナガイモの春の収穫作業が帯広市内で始まった。
春に種イモを植え、秋に収穫するのが一般的だが、
さらに土中で越冬させることで粘りと甘みが増す。
「十勝川西長いも」のブランド名で、国内外からの人気も高い。

 畑の中から次々に掘り出されたナガイモは真っ白で形が良く、
地元の飲食店でさまざまなメニューが登場。
家庭の食卓にも欠かせない存在になっている。

 春堀り初日となった4月9日。
帯広市富士町の畑は、数日前の大雨で雪が一気に解けていた。
まだ真っ暗な午前3時、畑作農家の藤田光輝さん(41)はショベルカーのライトを頼りに、
1人で黙々と作業用の溝掘りに取りかかった。

 畑は2・5㌶。畝と畝の間に、長さ250㍍、幅0・5㍍、深さ1㍍の溝を掘っていく。
溝掘りの精度が出荷作業の要。
「数㌢間違って掘ってナガイモを傷つけたら、市場価格が半値以下になる。
長年培った経験と勘だけが頼り」。
初日とあって、藤田さんの表情は心なしか緊張して見える。
 1日に掘る溝は6本程度で、数時間かかる。

 午前7時、市内外から農作業のアルバイト「出面(でめん)さん」が続々と集まってきた。
家族も総動員の計10人で作業を始める。
溝に入り、長さ80㌢前後のナガイモを地中から掘り起こす風景は十勝農業の春の風物詩。

 家族経営による機械化農業が中心の十勝で、今や大勢で農作業をする作物は、
手堀が必要なナガイモだけ。
畑でわいわいと会話が弾む。
「出面さんの何げない助言が作業効率につながったりする。
農業はコミュニケーションが大事なんですよ」。
作業が順調に進み始め、藤田さんはやっと笑顔になった。

 台湾や米国に輸出するまでになった十勝西長いも。
生産に乗り出した1970年代は豊作時の価格暴落に悩まされた。
 そこで着目したのが、通年供給で価格安定につなげる広域生産体制の確立だった。
帯広市川西農協が一元集荷できる選果施設を帯広市別府町に整備し、
共同生産に協力してくれる農協を増やし続け、現在は管内8農協となった。
年間出荷量の約4割を春堀するのも通年供給が目的。

 海外輸出は価格安定策の一環として、国内市場の余剰分を回したのが始まりだった。
ところが、体調を整える機能食材としてナガイモを日常食にしている中華懸で予想以上のヒット。
昨季は台湾と米国を合わせた輸出販売額が過去最高の6億円を突破した。

 道内外で販路を広げるナガイモだが、
地元でも生産者が消費拡大に向けた取り組みを続けている。
その代表例が、帯広の「北の屋台」と毎春共催する「長いも応援キャンペーン」(今年は終了)。
一般的なとろろ料理にとどまらない、ステーキやかき揚げ、まんじゅうなど22店舗の
創作メニューが人気を集めている。

 帯広市川西長いも生産組合の小玉知秀組合長(51)は「越冬したナガイモは
寒暖の差でさらに甘みを増し、粘りも絶妙。
短冊切りなどにして、たまらないシャキシャキ感を多くの人に味わってほしい」と話す。
 
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