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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 世界文化遺産に登録される見通しとなった
富士山手前は河口湖。
 
 「世界遺産」登録へ
 

 文化庁は5月1日、国連教育科学文化機構(ユネスコ)の
世界文化遺産に「富士山(山梨、静岡両県)を「登録」、
「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)を「不登録」とした。

 世界遺産委員会の諮問機関による勧告の詳細を明らかにした。
「富士山」は、構成要素である三保松原の除外のほか今後の保全状況の
報告書の提出も条件とされた。
「鎌倉」は、普遍的に価値を証明する証拠が欠けていると指摘された。

 文化遺産候補を審査する諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告は、
フランス・パリの世界遺産センターが4月30日(現地時間)に日本政府に伝えた。

 富士山の浮世絵などが西洋の芸術思想に影響を与えたことなどから、
「富士山」は「日本の国家的象徴だが、その影響は日本をはるかに超えて及んでいる」と
指摘され、宗教的伝統と芸術的伝統の融合が評価のポイントとされた。
保全などへの地元の人たちの取り組みも高く評価されたという。

 「鎌倉」は、鶴岡八幡宮や円覚寺など21の社寺・史跡による10資産で構成している。
イコモスは「鎌倉の武家による政治と文化の伝統は疑いもなく、
歴史上ユニークなものである」と評価。
しかし、構成資産で武家の精神的な側面は示されているが、
都市計画や人々の暮らしについて証拠が欠けていると指摘。
「歴史的重要性が資産で十全な形で示されていない」と判断し「不登録」を勧告した。
文化庁の榎本剛記念物課長は「イコモスの審査の厳しさを認識した」と話した。

 今回勧告を受け、6月16日からカンボジアのプノンペンで開かれる
世界遺産委員会が最終的に判断する。
「鎌倉」は委員会でも「不登録」と決議されると再推薦ができなくなるため、
政府が推薦を取り下げる可能性もある。
文化庁は今後の対応について、地元自治体などと協議して決めるという。

 イコモスの勧告は世界遺産委員会の開催6週間前までにある。
文化庁によると今回はユネスコから、
日本時間の5月3日夕~4日未明をメドに発表すると伝えられたという。
しかし4月30日に急きょ、外務省を通じ「今日伝えられるかもしれない」という情報が入って、
発表に備えた。

 景勝地「三保松原」なぜ除外 富士山の世界文化遺産への登録に、
イコモスは勧告でいくつかの条件をつけた。
その一つが、天女が富士山に沿って天に昇っていくという羽衣伝説の舞台で、
景勝地として知られる三保松原(静岡市)の除外だった。

 文化庁が1日未明に詳細を明らかにした勧告では、三保松原は富士山から45㌔離れていて
「山の一部として考慮し得ない」と判断された。
また、葛飾北斎の版画にも見られるような富士山の展望地だが、
現地は防波堤があり「審美的な観点から望ましくない」と指摘された。

 イコモスは昨年、構成資産から除くよう日本政府に要請していた。
政府は地元と協議して、芸術的な価値を示すために必要だとして拒否。再び除外を求められたが、
地元は「三保松原からの景観は最も日本人に愛されてきて、
富士山と一体」(川勝平太静岡県知事)と反発している。

 イコモスは名称についても「富士山」ではなく、文化的意味合いを出すため
「富士山及びその関連巡礼遺産群」などと変更するよう求めた。
この要請を政府が受け入れ、「富士山と信仰・芸術の関連遺産群」に変更した。
勧告でも名称の「拡大」を求めたれたが文化庁の担当者は
「すでに変更は伝えていて、当初の『富士山』という名称への意見だろうと」とみている。

 勧告では「来訪者の増加が相当の問題を引き起こしている」などとして、
2016年2月1日までに保全状況の報告書を提出するよう「宿題」も出している。

   「富士山を守るために 中学生の声」 
   本多 みずほ さん(13) 埼玉県新座間市

  日本の象徴でもある富士山が、世界文化遺産に登録される見通しが立った。
世界遺産となれば、海外からの観光客も増え、
それに伴って周辺の地域の活性化も進むだろう。
しかし、本当によいことばかりなのだろうか。
私はそう思わない。

 富士山は、不法投棄のごみやし尿の問題で、2003年に世界自然遺産の国内選考で落選。
それを反省して、熱心なボランティア活動や登山者のマナー改善により、
ゴミは随分と減っている。
でも、海外を含め、こうした苦労を知らない観光客が訪れた場合にどうなるだろう。
悪気が無くても、マナーを守らず、ポイ捨てなどをしてしまう人が出てくるのではないだろか。
日本でのマナー、富士山でのマナーを全ての人に理解してもらった上で訪れてもらう
必要があるのではないだろうか。

 登録されるための努力も大切だけれど、
登録された後に美しさを保ち続けるための努力はもっと大切だろう。
入山料の導入や入山規制も検討されているようだが、
世界遺産への登録を悪影響としないためにも、
まず私たちがマナーをしっかり守り続けることが大事だと思う。 朝日新聞

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