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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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    慌ただしく行われる
  甘エビの出荷作業
  

 「甘エビ」北海道・留萌管内増毛町
 

 厳寒の日本海で育まれた甘エビは、
締まった身と甘みが特徴とされる。
かつて町に富をもたらしたニシン漁と入れ替わるように、1950年代北海道でも
早い時期からエビ漁が本格化した。
今や道内有数の産地に成長し、殻がルビー色の輝きを放つ甘エビは
町のシンボル的存在になっている。

 空が白みがかった午前4時半過ぎ、帰港してきたエビかご船のエンジン音が
増毛港内に響きわたった。
船上のケースの上では、大量の甘エビがはじけるように踊っている。
船が接岸すると、手際よく甘エビ入りのケース数十箱をトラックの荷台に次々と積み込んだ。
 「増毛といえば何といっても甘エビ。1年を通して漁獲があり、季節を問わずにおいしい」。
増毛漁協所属のエビかご船7隻の船団長を務める佐藤肇さん(54)はそう言って笑顔を見せた。

 荷揚げした甘エビは乗組員全員で箱詰めし、出荷していく。
今年の日本海は荒れ模様でしけが多いため、出漁できないこともしばしば。
この日の約800㌔の漁獲に、男たちの表情は久々に和らいで見えた。

 エビ漁で主力の甘エビかご漁は3月1日に解禁した。海底数百㍍に仕掛けるかごに、
えさのスケソウダラなどを丸ごと1匹入れ、エビを誘い込む。
かごの入り口が狭くなっており、いったんかごに入ると抜け出せない仕組み。

 留萌沖約百㌔の漁場では甘エビやシマエビも捕れる。
小型漁船1隻が仕掛けるかごは約2千個で、1回の操業は約20時間にわたる長丁場。
佐藤さんは「この時期に捕れるのは、この場所というデータはあるけど、
実際はやってみないと分からない。
外れる時のほうが多く、うまく当たったときは気持ちがいい」と話す。

 増毛を含む留萌振興局管内の2011年度の甘エビ漁獲量は、
北海道全体の約63%を占める。
増毛漁協の昨年度の甘エビ漁獲量は485㌧で4億円。
主力のエビ類とホタテ類とで漁獲高全体の約6割を占める。

 増毛のエビ漁の歴史はニシン漁衰退と重なる。
 1949年に故障した小型船がやむなくゆっくりと網を揚げた際、偶然にもエビが捕れたのが発端。
明治時代からエビが生息することは知られていたが、
ニシン漁の落ち込みで、がぜん注目が高まった。

 増毛魚協はいち早く先進地の愛知県などに役員を派遣し、漁法を研究。
その後のエビげた網漁や、資源保護も考慮して改良されたエビかご漁へと進む道筋を付けた。
同漁協の忠鉢武参事は「戦後まもない混乱期に、本州まで派遣するのは大勝負だったに違いない。
その決断のおかげで今がある」と話す。

 近年は「ノルウェーやカンボジアなど海外からの輸入品増で漁価は低調気味だが、
増毛産の甘エビは道内はもちろん、東京や金沢などの大消費地にも生きたままで出荷される。

 町内の水産物卸業者、遠藤水産の遠藤秋由社長は力を込めて言う。
「ここの甘エビはうまみ成分が全然違う。
海外のものと比べたら、味の差は歴然としている」

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