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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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        生活の質「変わる」

 
食物アレルギーの症状が出る食べ物を、
安全な量だけ口にしていく治療法がある。
専門医のもとで少しずつ食べて行う「食物経口負荷試験」によって適切な量を知り、
適量を食べ続けていく。 避けるのではなく、食べて強くなろうという考えだ。

 北海道で負荷試験を多く実施している札幌市豊平区のKKR札幌医療センター。
小児科・アレルギーセンター長の高橋豊医師は食物アレルギーについて
「『疑わしきは除去』から、『必要最小限の除去』に変わってきている」と話す。
「安全な量を続けて食べることが治ることにつながる。生活の質も大きく変わります」

 昨年11月中旬、札幌市内に住む富田慎太郎くん(4)が同センターで負荷試験を受けた。
母雅子さん(41)によると、慎太郎くんは7ヵ月の時にパン粥を食べて
体中が赤く腫れ上がった。
採血の結果、小麦アレルギーだった。

 それ以来、雅子さんは食品に気を使い続けてきた。
万が一のために、自己注射薬エピペンも持ち歩く。
でも、息子の成長につれて目の届く範囲も限られてくる。
「7ヵ月の時のことがあるので怖い。でも、食べないと前に進めない」と
負荷試験を決意した。

 同センターの小麦の負荷試験は、食べやすいようにと、ゆでたそうめんを使う。
病室で担当医や看護師がアレルギー反応の様子を見ながら、
麺の量を15分おきに1、2、5、10本と増やして食べていく。

 午前11時開始。
慎太郎くんはプラスチェックケースに入った1本と、15分後の2本をつるりと吸い込んで、
「おかわりしたい」と物足りない様子だ。

 正午に20本。
これも元気よく食べた慎太郎くんだったが、10分ほど経つと、のどの痛みを訴え始めた。
医師の診察を受けてから次のステップへ進んだものの、
30本相当の麺を食べてしばらくすると嘔吐。
アレルギー症状の一つで、食べるのはここで終了。

 通算で食べた量を基に、自宅ではそうめん20本かそれに相当する
食パン7・5㌘、クッキー1~2枚などを毎日(または週に3、4日以上)食べていくことになった。
今後は定期的に通院しながら食べる量を増やしていく。

 「小麦を食べても、(急激に重い症状が現れる)アナフィラキシーショックが
出ないというのは収穫。これまで少量でも症状が出るのではないかと心配で、
気が張って少しずつ前進していきます」と雅子さん。
慎太郎くんは「クッキーが食べたい !」と目を輝かせた。

 慎太郎くんが受けた日帰り入院の負荷試験には、年間300人ほどが訪れる。
強い症状が出る可能性が低い場合は外来で済ませることもでき、1~2歳が多い。
5歳以上になっても少量で強い症状が出る場合は、
2週間ほど入院で治療する「急速免疫療法」もある。

 「子どもの食物アレルギーは本来、成長とともに改善するが、
最近は治らない子も増えている」と高橋医師。
過剰になりすぎて、厳格な除去を続けているのも一つの原因だろうと見る。

 「長く除去していると、食べること自体が恐怖心につながる子もいる。
血液検査だけでアレルギーを判断するのではなく、
安全を確保した上で負荷試験をやるのが確実。
半年から1年など、治るまでの期間はそれぞれだが、
食べられるようになると思っている人が増えていたらうれしい」

 「8~9%の児童・生徒にアレルギー」
 北海道教育委員会によると、今年5月の調査で何らかのアレルギーがある児童や生徒は、
小学校で2万1401人(全体の8・4%)、中学校1万2272人(同9・2%)、
高校8367人(同8・1%)、特別支援学校413人(同8%)だった。
前年度に比べて食物アレルギーがある児童や生徒の割合は小中高で各0・7㌽増。
特別支援学校では1・3㌽増えている。

 このうち、除去食など給食での配慮を希望している児童や生徒は小学校6498人、
中学校2467人、高校511人、特別支援学校280人だった。

 3月の文部科学省からの要請を受け、道教委は昨年9月、
給食など学校での食物アレルギー事故への具体的な対策を決定した。
緊急性が高いアレルギー症状への対応には「直ちにエピペンを使用する」など、
学校内での役割分担や市町村教委の対応などを明記。
道教委ホームページにも掲載している。 朝日新聞 記事

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