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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 むかわ町立穂別博物館  
「西村 智弘さん(35)」古生物学 学芸員  

 むかわ町立穂別博物館は昨年、二つの新種アンモナイトの化石や、
イカの進化に迫る新属化石の発見、新種の可能性のある恐竜の化石の発掘など、
古生物ファンをわくわくさせるニュースを立て続けに発信した。
そこには必ず西村さんの姿があった。

 穂別の名を冠にしたアンモナイトの新種「ゴールドリセラス・ホベツエンゼ」と、
穂別の化石収集家の名を冠にしたアンモナイトの新種「フィロプチコセラス・ホルタイ」は、
いずれも西村さんと国立科学博物館の研究主幹らの共同研究だ。

 また、イカの化石に迫る新属「ロンギベルス」の発見は、
穂別博物館が主催した「化石探し」のイベントで、当時小学6年生だった男の子が採取し、
西村さんがその地層と形質に注目してドイツの学者に連絡したのをきっかけに、
新属として論文発表された。

 いずれも西村さんの幅広い人脈と、フィールドワークに根ざした
眼力がものをいった結果だった。

 西村さんは東京生まれ、幼いころに親に連れられて行った「大恐竜展」で
巨大な恐竜の骨格に圧倒された。
大腿骨に触り、太古の生き物の感触に「強烈に感動した」。
中学時代は化石に夢中になり、図鑑でアンモナイトの化石を見て、
「なんてすてきなんだろう。たくさん見つかる北海道でアンモナイトを取りたい」と
思ったという。

 北海道中央部は、アンモナイトや恐竜が栄えた白亜紀に浅い海だった地層が、
南北にわたって地上で見られるアンモナイトの化石の宝庫。
西村さんは静岡大から京都大大学院へ進み、
小平町、三笠町、穂別町(当時)などに足繁く通って、採取、研究に打ち込んだ。
「化石を掘り出したくて大学に行ったようなもの。
研究の楽しさは後から付いてきた」と話す。

 2009年に穂別博物館が募集した普及員に応募。
昨春から職名は学芸員に変わったが、身分は嘱託職員のままだ。
それでも「博物館には多くの収蔵品があり、先輩学芸員もいる。
国内外から多くの学者が集い、穂別には優秀な化石収集家もいる
何よりフィールドに近いところが最大の利点」と、普及イベントや調査研究に取り組み、
「白亜紀の分布の特定と、アンモナイトの系統進化を明らかにしたい」と語る。

 アンモナイトだけではない。
09年に西村さんが同町内で見つけた脊椎動物の頭骨の化石。
これが海生爬虫類モササウルスの新種かどうかの研究を続けている。

 昨秋から北海道大と共同で発掘している新種の可能性がある恐竜の化石も、
埋まっている地層の年代が特定できているため、
恐竜化石の周辺で見つかる他の化石の研究も進展させるのだという。

 「博物館にいるからこそ、幅広い研究ができる」と西村さん。
目利きであり、世界の学者から地元の化石収集家まで幅広い人とつながり、
現場を愛するコレクター精神を兼ね備えて人となりが、博物館を熱くしている。北海道新聞記事

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