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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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クリーニング中の後ろ脚の大腿骨化石について
説明する小林准教授(右)  

  むかわ「全長8㍍」と推定

 むかわ町穂別の山中で北海道大とむかわ町立穂別博物館が
発掘調査を進めている恐竜化石について、
小林快次・北大准教授らは1月21日、昨秋実施した
第1次調査で約150点の化石が確認されたと発表した。
確認できた化石はまだ全身骨格の3割ほどだが、
小林准教授は「全身骨格が埋まっていることが特定できた」とし、今秋にも発掘を続け、
全身骨格の確認を目指す。

 小林准教授らは昨年9~10月、山中の崖を切り崩すなどして 白亜紀末期の約7200年前の
地層で大がかりな発掘調査を実施し、歯から脚の骨までの多くの化石を確認。
化石は植物食性のハドロサウルス科の恐竜と特定した。
その後北大と同博物館は、発掘現場から化石が崩れないように岩ごと石膏で固めて
標本から化石を取り出すクリーニング作業を進め、化石の部位の特定に取り組んだ。

 その結果、腰から後ろの部分の骨格の大部分が確認でき、
右の後ろ脚の大腿骨が約1・2㍍あることが分かった。
小林准教授は全長約8㍍、体重約7㌧で、ハドサウルス恐竜の中でも
大型のものと推定できるとした。

 「保全状態は非常によく、今後の発掘で全身骨格が確認されれば、
白亜紀末期の恐竜化石としては国内初、
恐竜化石全体を見ても国内有数のものになる」と語った。
歯の一部が見つかっているため頭骨が見つかる可能性も高く、
「新種の可能性がある」と期待。
「絶滅直前の恐竜の重要な標本になるだけでなく、
恐竜の進化や生態解明に大きく貢献するだろう」と話した。

 この発掘は、2003年に町内の化石収集家が採取し
、昨年7月に小林准教授らが恐竜の 尾椎骨(しっぽの骨)であることを
確認したと発表した後、この化石が採取された地層で進められていた。

 小林准教授はこれまでの発掘成果を1月25日に兵庫県で開かれた
日本古生物学会で報告した。



  これまでに確認された化石の部位。
赤色は2003年に採取された尾椎骨。
黄色は昨秋発掘で確認された部位。
ハドロサウルス科の恐竜オロロティタンの骨格に重ねて示した。   朝日新聞


   「恐竜の頭、発掘なるか」2014年9月

 むかわ町穂別の山中で北海道大とむかわ町立穂別博物館が共同で進めている
ハドロサウルス科恐竜化石の第2次発掘調査現場が19日、報道陣に公開された。
9月初めからの今年の発掘調査で歯の化石が40点以上確認され、
北大の小林快次准教授は「歯の化石がこれだけでるということは、
頭骨発見の可能性がさらに高まった」と話した。

 小林准教授によると、確認された歯の化石はあごから遊離したもので、
新種かどうかの確認のカギを握るとされる頭部の化石の確認にはまだ至っていないという。
だが昨年の右後ろ脚の大腿骨に続き、
今年は左後ろ脚の大腿骨や前脚の指の骨なども確認され、
小林准教授は「予想していた通り、骨がばけらずに残されている」として
全身骨格発掘の可能性が高いと指摘。
「昨年は数個しか確認されなかった歯の化石が今年は多数見つかっており、
頭骨確認の日も近いと思う」と話した。
19日までに化石が含まれる岩石約2㌧を回収しており、
その中に頭骨がある可能性もあるという。

 2次調査は今月末まで行われ、23日には午後4時から穂別町民センターで
小林准教授や穂別博物館の学芸員らによる講演会「穂別恐竜発掘最前線 !」が開かれる。
朝日新聞(深沢 博 記者)

  恐竜「上あごの骨」一部確認 2014年10月

 北海道大とむかわ町立穂別博物館は10日、
同町穂別の山中の白亜紀末期(約7200万年前) 地層から共同発掘した
ハドロサウルス科恐竜の化石から、頭骨に含まれる上あごの骨(上顎骨)の一部が
確認されたと発表した。

 穂別町民センターで記者会見した小林快次・北大准教授は「頭骨の残りの部分が
未処理の塊の中にあることはほぼ間違いないとの見方を示した。
その上で、「ハドロサウルス科恐竜の頭骨と全身骨格が確認されれば、日本で初。
頭骨全体を確認することが、新種か否かの判断のカギを握っている」と語った。

 小林准教授によると、今回確認されたのは、右側の上顎骨後ろ側の約3分の1の部分。
恐竜の頭骨としては、夕張市で発見されたノドサウルス科(ヨロイ竜)に次いで
北海道では2例目、ハドロサウルス科の頭骨の部分としては国内3例目だが、
上あごの骨は初めてだという。

 小林准教授は「上顎骨は恐竜の分類や生態研究に重要な部位。
さらにクリーニング作業を進め、頭骨を含む全身骨格を確認したい」と話した。

 穂別の恐竜化石は、昨秋と今秋に大がかりな発掘調査が行われた。
これまでに尾椎骨や後ろ脚の大腿骨、遊離した100点を超す歯などの化石が確認され、
化石が詰まっていると思われる多くの石の塊も回収された。
今月3日の発掘成果報告会では、
「頭骨が入っていると思われる石は積極的にクリーニング作業を進めている」との報告があり、
近く頭骨が確認できる可能性を示唆していた。 朝日新聞(深沢 博 記者)
 
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