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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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   ひな守れ「巣箱にひさし」北海道・釧路市
 
  国の天然記念物で、絶滅の危険性があるシマフクロウのひなが、
シマフクロウの巣作りに必要な広葉樹の大木が減ったため、
環境省は84年から強化プラスチック製の人工巣箱を樹木に設置。
現在、道東を中心に計167ヵ所にある。
エゾクロテンに捕食される被害が北海道で相次いでいる。
シマフクロウの繁殖用に人工巣箱を設置する
環境省釧路自然環境事務所は昨年10月から、
エゾクロテンの侵入を防ぐ巣箱の改良作業を強化している。
昨年度までに改良を済ませた巣箱では成果も出ていて、
専門家も「シマフクロウの保護に有効」と期待を寄せる。

 シマフクロウの巣作りに必要な広葉樹の大木が減ったため、
環境省は84年から強化プラスチック製の人工巣箱を樹木に設置。
現在、道東を中心に計167ヵ所にある。

 シマフクロウは1900年ごろに道内に推定千羽いたとされるが、
生息環境の悪化などに伴い、70年代に約70羽まで減少。
国などの保護増殖事業で現在は道東を中心に約140羽まで回復したが、
環境省のレッドリストでは、ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高い
「絶滅危惧IA類」に分類されている。

 シマフクロウの巣作りに必要な広葉樹の大木が減ったため、
環境省は84年から強化プラスチック製の人工巣箱を樹木に設置。
現在、道東を中心に計167ヵ所にある。

 一方、エゾクロテンによる捕食被害は2005年ごろから問題化。
これまでに根室やオホーツク、日高管内の巣箱など少なくとも10ヵ所で被害が確認され、
毎年のように捕食されている巣箱もあるという。

 昨年4月にはシマフクロウ環境研究会の竹中健代表=札幌在中=が、
知床半島の巣箱にエゾクロテンが入り込み、
親鳥と格闘しながらふ化後1~4日のひな2羽を口でくわえて奪う姿を固定カメラで撮影した。

 道内のシマフクロウの繁殖成功率(1組のつがいから、
ひなが巣立つ確率)は25~30%と低水準。
竹中代表は「エゾクロテンの捕食が繁殖を妨げている。
現状の成功率ではシマフクロウの生息数を増やすには難しい」と指摘する。

 こうした状況を受け、エゾクロテンを巣箱に侵入させないための改良作業に乗り出した。
エゾクロテンは巣箱の入り口の屋根部分に上がった後、巣箱に入り込む。
改良巣箱は屋根部分を「ひさし」で覆うことで、
エゾクロテンが屋根部分に上がることができなくなり、侵入を防げるという。

 08年~12年度に道東などの8ヵ所で実施したところ、成果が出たため、
本年度は昨年10月から1月までに釧路、根室、オホーツク、十勝、上川の
5ヶ所の巣箱を改良した。
新年度以降もさらに巣箱の改良を進める方針だ。

 テンの生体に詳しい知床博物館(オホーツク管内斜里町)の村上隆広学芸員は
「エゾクロテンは一時期大きく生息数を減らしたが、
狩猟が禁止され近年は増加傾向。
シマフクロウを守るためには巣箱への侵入防止が有効だ」と話している。 朝日新聞

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