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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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                                                餌・狩り場「不足」

 国の天然記念物で、絶滅危惧種に指定されている
ニホンイヌワシのヒナが、なかなか育たなくなっている。
30年ほど前に比べ、元気に巣立つ割合が半減。
背景には、すみかとなる森林の管理が行き届かず、
餌や狩り場の確保が難しくなったことがある。

 NPO法人「日本イヌワシ研究会」は、
1981年から全国各地でイヌワシの生息、繁殖状況を調査している。
50%台だった繁殖率(ヒナの巣立った割合)が、2010年は24・6%に半減した。
14・7%まで落ち込んだ時期(00年)もあった。

 環境省によると、イヌワシの全国の生息数は450~600羽。
研究会が30年間で確認した237ペアのうち83ペアが消滅した。
野生の場合、寿命は20~30年といわれている。

 7月24日、イヌワシの保護に携わる専門家や国有林の管理者らが
秋田市大森山動物園に集まり、シンポジウムを開いた。

 日本イヌワシ研究会会員で動物・自然カメラマン今井正さん(51)=秋田市新庄市=は
「繁殖成功率の低下は、野ウサギなどの餌不足が影響している」と指摘した。
今年6月、県内に21あるとされる営巣地のうち、1ヶ所だけだったという。

 イヌワシは、ヒナが巣立つまでに約3ヵ月、独り立ちするまでに5~6ヵ月かかる。
子育て後、次の繁殖に備える親の分まで合わせると、必要な餌は、
野ウサギに換算すると年間200~300匹とされる。

 環境省鳥海南麓自然保護管事務所の長船裕紀さん(28)は、
林業の衰退で森林の伐採や間伐がされなくなったことが影響していると説明する。
「こずえの隙間がなくなり、暗くなったスギなど針葉樹の林に動物はすみにくくなる。
伐採跡の下草を好む野ウサギも減っている」と話した。
また、「適度に開けた場所がなくなると、
獲物をめがけて突入するイヌワシの狩りにも影響する」という。

 そもそも、イヌワシは一度に2~3個の卵を産むが、
ヒナ同士が争い、複数は育たないケースが多い。
大森山動物園では、岩手や東京、石川、長野の動物園などに卵やヒナを移し、
少しでも多く育てる取り組みを進めている。

 日本動物園水族館協会でイヌワシの保護・調整役を務める
大森動物園の三浦匡哉さん(42)は
「将来的には、動物園で育てたイヌワシを野生に放鳥することを考えている」と話す。
朝日新聞

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