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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 シマフクロウの「ちび」に触れる 子ども達  

     ひな最多の「28羽確認」環境省

 環境省が5~6月、道内で国の天然記念物
シマフクロウについて調査したところ、28羽のひなが確認され、
調査を始めた1985年以降で最多だった。
昨年までの4年は22~25羽で維持しており、
環境省釧路自然環境事務所は「安定しているが、
生息環境が改善したとはいえない」と分析している。

 この調査は、道内に約140羽生息しているという、
絶滅危惧種のシマフクロウの保護増殖を目的に、ひなに足輪をつける標識調査。
個体の識別や性別、繁殖状況などを継続して調べ、
移動や寿命、遺伝的多様性などの生態情報を得るねらいがある。

 今年の調査期間は5月17日~6月20日。
環境相の職員や獣医師らによる調査班が、繁殖を図るため設けた人工箱などの近くで実施。
23ヶ所の巣で28羽のひなを確認し、足輪の標識をつけた。
振興局別では、多い順に根室11 羽(営巣10)、釧路(同6)、十勝3羽(同3)、日高3羽(同2)、
オホーツクと上川が各1羽(同1)。
生息地保存のため、詳細は公表していない。

 調査開始以降、足輪をつけることができたには450羽。
86年以降では、死ぬなどして収容された全個体の約7割に標識がついていたという。

 足輪の装着数は、2010年25羽、11年22羽、12年23羽、13年22羽だった。
同事務所の大林圭司・野生生物課長は「年間6羽ぐらい、死んだりして収容されている。
把握できない個体死もあり、どれだけのひなが成長になっているかは分からない」と話す。

   「触れて、大切に思う」  
 シマフクロウに触れて楽しみ、大切にする気持ちを持ってもらおう ―。
環境省はイベントで、シマフクロウと触れ合うコーナーを設けている。
そこで活躍するのは、生まれつき障害がある3歳の「ちび」だ。

 「ちび」は体長約70㌢、翼を広げた大きさは約180㌢になる。
3年前のひなの調査で見つかり、右半身の発達が遅れているのが分かった。
いまは釧路市の釧路湿原野生成物保護センターで保護されている。

 釧路市内で6月上旬にあった「くしろエコ・フェア2014年」にも登場。
子どもたちは「ちび」に近づいてそっとなでたり、大きな目に引き寄せられたりしていた。
家族で訪れていた同市内の小学1年生、浅水志保ちゃんはやわらかな羽毛の手触りを
「ふかふか」と表現し、にりと笑った。  朝日新聞  
 
    「シマフクロウ 十勝放鳥へ一歩」2014年10月

 環境省は絶滅危惧種に指定されている国の天然記念物シマフクロウを増やし、
生息域を広げるため、近くメス1羽を十勝地方の山林に放す。
すでに現地に設けたケージに移され、
山林に生息する野生のオスと鳴き交わしをしているといい、
ペアになれると判断できれば放鳥する。
放鳥すれば3年ぶり11例目で、十勝では初めてになる。

 シマフクロウのつがいの形成や生息域の分布を狙った人偽的放鳥は1993年に開始。
つがいで放した1例を除き、メスのみ単独で放すのは初めてになる。
過去10例のうち、繁殖が確認されたのは64年と2011年にオスを放した2例。
11年は上川地方で放鳥し、野生のメスとの間に2羽のヒナが生まれたことが翌年確認された。

 今回放鳥するメスは、幼鳥だった10年秋に釧路地方で交通事故に遭い、
頭を打って瀕死の状態で保護された。
釧路市の環境省釧路湿原野生生物保護センターで
治療や野生復帰に向けたビリーが進められ、自力でエサをとれる状態に回復した。

 このメスには10月10日、同センターで、
GPSをつかった位置情報を送信できる機器が背中に取り付けられた。
作業に当たった猛禽類医学研究所代表の斉藤慶輔医師は
「個体の動きをつぶさに追うことで生活形態が把握でき、
得た情報は生息環境を守る重要なデータになる」と説明する。
放鳥場所には09年生まれのオスが生息しており、
「次の世代を育んでほしい」と繁殖に期待を込める。

 メスは15日、放鳥場所の山林に設置した木製ケージ(3㍍四方、高さ3㍍)に移された。
オスの相性を見極めるため、職員らがカメラのモニターで
鳴き交わすかどうかなどを観察している。
環境省によると、すでに鳴き交わしが観察できているといい、早ければ近日中に放鳥する。

 環境省は、現在約140羽の個体数を200羽に増やす中間目標を設けている。
北海道地方環境事務所は「放鳥の事例を一つずつ積み重ねて保護増殖事業に生かし、
個体数や生息地を増やしたい」としている。

 ※ シマフクロウ
 魚食性で、羽を広げると約180㌢になる世界最大級のフクロウ。
環境省によると、国内では北海道や北方領土に分布。
1990年ごろには推定1千羽が道内全域にいたが、
森林伐採や河川改修により営巣木やエサの減少などから70年代には
70羽程度まで落ち込み、絶滅が危惧された。
保護増殖事業が進められ現在は道東中心に推定約140羽に回復し、
約半数は知床に分布するとされる。

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