山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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「食を学ぶ」今金町立今金中学校
「今金中学校を卒業したらお弁当を作れるぞ !」。
今金町の教育委員会が今年度、
こんなプロジェクトを本格的に始めた。
「三角のおにぎりは、左手を『コ』の字に、右手を『ヘ』の字。
右手をキュッと力を入れて。力は入りすぎないでね」
昨年11月22日、炊きたての地元産「ゆめぴりか」を前に、
学校の食堂で栄養士の浜田まどかさん(56)の声が響いた。
集まった1年生約50人の手の動きはぎこちない。
具のおかかやシャケが表面から顔をのぞかせたり、力が入りすぎて固くなったり。
一つほお張った本井颯(はやて)君(13)は「具が悪い・・・。まだ出てこない」 とこぼした。
でも、自分で握ったおにぎりの味は格別だ。
今金町は、米のほかにもジャガイモの「今金男爵」などの特産がある
道南有数の農業地帯。
JAや生産者の支援で、給食には地元食材が頻繁に登場する。
しかし、全校生徒137人のうち、家が農家だという生徒は1割ほど。
高校に進学すれば、給食はなくなり、ほとんどの生徒が弁当を持つ。
「一歩踏み込んで、食と向き合える生徒を育てたかった」と中島光弘教育長は話す。
試みとして昨年度、全学年で食について学ぶ時間を設けた。
1年生はおにぎりづくり、2年生は洋食のテーブルマナーを学び、
3年生は主菜の卵焼きや肉料理を作って、実際に弁当の容器に詰めてみた。
3年生の弁当づくりは卒業式の2日前。
指導した町学校給食センターの管理栄養士、森敏江さん(48)は、
① 冷めてもおいしく感じるように、味は濃いめに
② 水分は良く切
③ 食材の中心まで加熱
④ 冷めた具が固まらないように、炒め物には植物性油 ― など、
事前学習の資料にきめ細かい助言をつづった。
しかし、卵焼きの作り方にはあえて触れなかった。
「おうちの人に聞いてきてね」。
食材の扱い方や弁当づくりについて、
家庭で会話や練習の場が生まれればという狙いがあった。
当日は手際の良い生徒もいたが、上手な生徒の作り方をまねる生徒や溶いた卵を
一気にフライパンに流し込み、巻くのに苦労した生徒も。
「でも、失敗の思い出もまた、糧になるんです」と森さんは言う。
昨年度の取り組みを終え、1年生からは
「大人(親)になったとき、一番最初に(子どもに)おにぎりの作り方を教えてあげたいと思った」
という感想もあり、少しではあるが手応えも感じている。
昨年11月の実習で三角おにぎりづくりに苦戦した本井君はこの冬休み、
午前の野球部の練習がある日は自分に2個、
留守番の妹たちに10個ほどのおにぎりをこしらえている。
5人兄弟の2番目。
両親が共働きのため、小学6年のころから夕飯の支度を手伝っている。
野菜炒めやチャーハンを作り、妹たちから「味が薄い」とダメ出しされることも。
「やっぱり野球と同じで経験だなって・・・。 もっと練習しないと、と思います」。
おにぎりはだんだん上達してきた。
今金中の取り組みの成果が現れてくるのは、何年も先だろう。
「でも」と中島教育長は言う。
「『今日は卵焼きをやってみようか』とか、『おにぎりぐらい自分で作ろうかな』とか、
何かのきっかけになるのではないか」
家族が毎日どれだけの愛情をこめて弁当を作ってくれたのか、
その心に触れられるような人に、今金の子どもはなってくれるはず」朝日新聞 (熊井洋美 記者)
生活習慣病の改善にサン ケミストフーズのカバノアナタケを、お試しください。
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「今金中学校を卒業したらお弁当を作れるぞ !」。
今金町の教育委員会が今年度、
こんなプロジェクトを本格的に始めた。
「三角のおにぎりは、左手を『コ』の字に、右手を『ヘ』の字。
右手をキュッと力を入れて。力は入りすぎないでね」
昨年11月22日、炊きたての地元産「ゆめぴりか」を前に、
学校の食堂で栄養士の浜田まどかさん(56)の声が響いた。
集まった1年生約50人の手の動きはぎこちない。
具のおかかやシャケが表面から顔をのぞかせたり、力が入りすぎて固くなったり。
一つほお張った本井颯(はやて)君(13)は「具が悪い・・・。まだ出てこない」 とこぼした。
でも、自分で握ったおにぎりの味は格別だ。
今金町は、米のほかにもジャガイモの「今金男爵」などの特産がある
道南有数の農業地帯。
JAや生産者の支援で、給食には地元食材が頻繁に登場する。
しかし、全校生徒137人のうち、家が農家だという生徒は1割ほど。
高校に進学すれば、給食はなくなり、ほとんどの生徒が弁当を持つ。
「一歩踏み込んで、食と向き合える生徒を育てたかった」と中島光弘教育長は話す。
試みとして昨年度、全学年で食について学ぶ時間を設けた。
1年生はおにぎりづくり、2年生は洋食のテーブルマナーを学び、
3年生は主菜の卵焼きや肉料理を作って、実際に弁当の容器に詰めてみた。
3年生の弁当づくりは卒業式の2日前。
指導した町学校給食センターの管理栄養士、森敏江さん(48)は、
① 冷めてもおいしく感じるように、味は濃いめに
② 水分は良く切
③ 食材の中心まで加熱
④ 冷めた具が固まらないように、炒め物には植物性油 ― など、
事前学習の資料にきめ細かい助言をつづった。
しかし、卵焼きの作り方にはあえて触れなかった。
「おうちの人に聞いてきてね」。
食材の扱い方や弁当づくりについて、
家庭で会話や練習の場が生まれればという狙いがあった。
当日は手際の良い生徒もいたが、上手な生徒の作り方をまねる生徒や溶いた卵を
一気にフライパンに流し込み、巻くのに苦労した生徒も。
「でも、失敗の思い出もまた、糧になるんです」と森さんは言う。
昨年度の取り組みを終え、1年生からは
「大人(親)になったとき、一番最初に(子どもに)おにぎりの作り方を教えてあげたいと思った」
という感想もあり、少しではあるが手応えも感じている。
昨年11月の実習で三角おにぎりづくりに苦戦した本井君はこの冬休み、
午前の野球部の練習がある日は自分に2個、
留守番の妹たちに10個ほどのおにぎりをこしらえている。
5人兄弟の2番目。
両親が共働きのため、小学6年のころから夕飯の支度を手伝っている。
野菜炒めやチャーハンを作り、妹たちから「味が薄い」とダメ出しされることも。
「やっぱり野球と同じで経験だなって・・・。 もっと練習しないと、と思います」。
おにぎりはだんだん上達してきた。
今金中の取り組みの成果が現れてくるのは、何年も先だろう。
「でも」と中島教育長は言う。
「『今日は卵焼きをやってみようか』とか、『おにぎりぐらい自分で作ろうかな』とか、
何かのきっかけになるのではないか」
家族が毎日どれだけの愛情をこめて弁当を作ってくれたのか、
その心に触れられるような人に、今金の子どもはなってくれるはず」朝日新聞 (熊井洋美 記者)
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