付加価値増へ「活締め」
キンキ(メンメ)やホッケなど代表的な北の漁で知られる
知床・羅臼町で、暖流系のブリの水揚げが増えている。
サケの定置網で混獲され、今年の漁獲高は1億円を超える。
鮮度保持のために「活締め」される割合も3分の1を超えるなど、
付加価値をつける努力も始まっている。
羅臼漁協によると、ブリの水揚げはすでにピークを過ぎているが、
10月27日までに約404㌧で、昨年の178㌧の2・3倍。
金額も1億1300万円に達した。
一昨年は50㌧以下だった。
急増しているのは、海水温の上昇傾向に加え、ブリのエサとなるイカが
豊富なことが原因とみられている。
混獲漁とはいえ、水揚げが増えるにつれて、「少しでも高く売ろう」という漁業者の
意識も高まってきた。
ブリの鮮度を保つためには船上で血抜きをする活締めが効果的だが、
大量のサケを扱いながらの作業は手間がかかる。
だが、昨年は全体量の27%、今年は35%に割合が増加。
今月中旬にイオン北海道が実施した道産食材のフェアでも羅臼のブリが販売され、
同漁協は知名度のアップを期待する。
「寒ブリ」で有名な北陸のように漁獲時期が旬の冬期ではなく、
せり根が上がりにくい秋なのが難点だが、
「今後もさらに付加価値をつける取り組みをしたい」。
道東では、昨年までほとんどブリの水揚げのなかった
別海漁協で43㌧、落石漁協(根室市)でも38㌧が揚がっている。
しかし、北海道水産業界の関係者によると、道内全体では昨年の1万1千㌧から
ほぼ半減する見通しだ。
昨年の水揚げの中心だった函館市では今年は極端に少ないという。朝日新聞 記事
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