忍者ブログ
MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

   立ち枯れたカラマツが立つ

   「青い池」  「白金温泉」北海道・美瑛町  

 コバルトブルーの水面に、
立ち枯れたカラマツの白い幹が映える。
足元に目を落とすと、アメンボたちが気持ちよさそうに水面を動く。

 夏の観光シーズンも後半を迎えた「丘のまち」、美瑛。
町の中心部から十勝岳方面へ車を走らせると、
両側にシラカバが立ち並ぶ「白樺街道」が現れる。
街道のつきあたりが、白金温泉。
3㌔ほど手前に、最近話題の観光スポット「青い池」がある。

 アップル社のパソコン「マック」や「iphone」の壁紙にも採用された。
いま、世界で最も有名な池の一つかもしれない。

 この池、1988年の十勝岳噴火を機に生まれた人工物だ。
火山防災事業を管理する北海道開発局旭川開発建設部によると、
下流の市街地を火山泥流から守るため、
噴火翌年の89年、約8千個のブロックを使って砂防堰堤を作った。
そこに美瑛川の水がたまり、面積約1万平方㍍の「青い池」になった。

 「青」のルーツを探して美瑛川をさかのぼると、白金温泉地区にある
「白ひげの滝」の上流から注ぎ込む支流・硫黄沢川との合流点にたどり着く。
火山性成分のアルミニウムがこのあたりで川の水に混ざり込むことで生まれる粒子に
太陽光が散乱し、青く見えるとされる。
十勝岳が生んだ、茶褐色の温泉の湯とコバルトブルー。

 その美しさをいち早く見いだし、世に送り出した一人が、
上富良野町の風景写真家、高橋真澄さん(55)だ。
 「空がドーンと落ちてきたような感覚だった。凜として静謐な感じで・・・」。
二十数年前、この池の青さに出合った驚きを、そう表現する。

 池の青さは晴天が続くほど増し、光の差し加減で一日のあいだにも様々に変化する。
池が凍り始める11~12月も幽玄な光景が広がりそうだ。

 写真愛好家の口コミで訪問者は増え、
数年前にはテレビ番組で取り上げられて注目度は急上昇。
7~8月の休日は、青い池を目指す車で白樺街道が数㌔も渋滞した。

 「今日の青い池は『青い』ですか ?」 この時期、町観光協会には
毎日何本もこんな電話がかかってくる。
対応する職員の泉剛生さん(40)は「青い池だけでなく、温泉も楽しんで、
池が生まれた背景をもっと知ってほしい」と話す。

 白金温泉の泉質は、マグネシウム・カルシウム系の硫酸塩泉・含鉄泉。
源泉温度は44~52度で、神経痛、筋肉痛、慢性消化器病などに効くとされる。
温泉が掘り当てられた1950年、当時の美瑛町長が、
その貴重さを白金(プラチナ)になぞらえたのが名前の由来とされる。
日帰り入浴が楽しめる施設は複数ある。

 白ひげの滝を見下ろす「ブルーリバー橋」を渡り、
防災シェルターにもなる屋根付き階段を上った先に「十勝岳火山砂防情報センター」がある。
十勝岳の噴火の歴史を写真展示や映像で学ぶことができる。  朝日新聞(熊井 洋美 記者)

生活習慣病の改善にサン ケミストフーズのカバノアナタケを、お試しください。

 酵素培養・カバノアナタケ製品 無料サンプル・カプセル(菌子体 5 カプセル 菌核 5 カプセル)を
追加致しております。

サン ケミストフーズ関心空間
PR
Comment
この記事にコメントする
お名前:
URL:
メール:
文字色:
タイトル:
コメント:
パス:
忍者ブログ [PR]