カゴの中では水揚げされたばかりのワカサギがピチピチと跳ねていた
大沼の「ワカサギ」渡島管内七飯町
国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に今年登録された
渡島管内七飯町の大沼で、名物のワカサギ漁が最盛期を迎えている。
地元では、竹串に刺して甘辛く味付けした「いかだ焼き」や、つくだ煮が定番。
小ぶりで骨まで軟らかく食べられるのが特徴。
結氷すれば氷上のワカサギ釣りも楽しめる。
早朝の大沼湖畔。 2人がかりで地引き網を舟上に引き揚げると、
体長5㌢のワカサギがピチピチと跳ね、朝日を反射して銀色に光った。
17歳でワカサギ漁師になった対馬義明さん(51)は「遮る物が何もない湖上は寒く、
体に付いた水滴が氷ることもある。でも、大漁だと楽しくなるんだ」とやりがいを語る。
対馬さんは、毎朝5時半から日没の午後4時すぎまで漁を繰り返す。
全長約180㍍の網をぐるりと円を描くように湖に入れ、ゆっくりと引き揚げる作業は1回約1時間。
ワカサギは気温が低くなるにつれ、水温が一定以下にならない水深の深いところへ移動し、
風向きによっても群れの位置が変わる。
このため、ベテランでも毎回大漁とは限らない。
長年の勘が頼りなだけに、大漁のときはひとしおだ。
ワカサギ漁には定置網と地引き網があり、定置は10月1日,地引きは11月1日に解禁され、
いずれも12月15日まで行われる。
総水揚げ量は年約30㌧。
大沼にワカサギが放たれたのは1927年(昭和2年)。
大沼漁協(組合員28人)によると、大沼の名物にしようと道の主導で網走湖から移入し、
翌年に漁が始まった。
自然産卵が主だが、同漁協は資源の安定化を目指し人工ふ化にも取り組む。
毎年春に西網走漁協(網走)から受精卵を5000万粒購入し、
大沼、小沼、尊菜(じゅんさい)沼に放流している。
1年で4~5㌢弱と小ぶりなのが特徴。
ザ・ウィンザーホテル洞爺湖(胆振管内洞爺湖町)の高級日本料理店
「あらし山 吉兆」は重宝がって、毎年おせち料理に使うほど。
大沼漁協の宮崎司組合長(69)は「大沼の周囲は広葉樹が広がり、豊かな土壌を作っている。
このため、流入河川の栄養が豊富でプランクトンもよく育つ。
だから大沼のワカサギは、まろやかで甘みがあるんだ」と胸を張る。
ワカサギ漁には漁協組合員10人が従事するが、市場を通さず、
漁師が家族とともに加工に携わるケースが多く、大沼の漁家が旬の味覚を支える。
大沼公園駅近くの釣り堀「太公望」は、今月10日にワカサギ釣りの営業を開始。
1~3月には、氷上のワカサギ釣りを楽しむ人で尊菜沼がにぎわう。 北海道新聞記事
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北海道文化舎(札幌市)が当別町内の事務所で栽培する
シイタケ「らいおんしいたけ」が第9回北海道しいたけ品評
(北海道きのこ生産・消費振興会主催) の原木栽培の部で
最優秀賞となる林野庁長官賞に選ばれた。
受賞は2年連続の快挙で、同社の飴谷尚人社長は
「品質が認められてうれしい」と喜んでいる。
品評会は11月13、14日に札幌市内で開かれた。
昨年は開催時期が約2ヵ月前倒しされたため出品数が9点と少なかったが、
今年は例年通りの開催時期となり、原木栽培の部には道内各地から23点が寄せられた。
同社は原木に前回よりも細い7~10㌢のミズナラを使った。
細い方が菌の成育が良いという。
夏場の暑さで高温障害に見舞われかけたものの、
温度や湿度の適切管理を心がけて乗り切り、品評会への出品にこぎつけた。
飴谷社長は「昨年は出品数が少ない中での受賞だったが、今回は出品数が多く、
確かな評価をもらえた」と手応えを感じている。
北海道文化社は札幌のコンサルタント会社が100%出資して2010年6月に設立された。
札幌市内の農家にノウハウを学びながら、町内に構えたハウスで栽培する。
商品名はシイタケのかさを、ライオンのたてがみになぞらえて命名した。
年間18㌧を生産し、コープ札幌などに出荷している。
飴谷社長は「原木栽培は天然物に近い濃厚な味と歯応えのあるシイタケに育つ。
その魅力を消費者に広めたい」と今後の意気込みを語っている。
北海道新聞記事
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日向(ひむかい)秀樹さん
「厚岸湖のカキ」釧路管内・厚岸町
道東・釧路管内厚岸町を代表する味といえば、
なんと言ってもカキ。
道内だけでなく、本州でも高い知名度を誇る。
通年で生産しているが、間もなく1年で最もうまい時期を
迎えようとしている。
午前7時。段カゴと呼ばれる直径約50㌢、高さ1・5㍍あるカゴがクレーンで船から
前浜に下ろされた。
藻が全体を覆い、一見しただけではカゴに見えないが、中は7層に仕切られ、
厚岸育ちのカキが、約700個入っている。
カキ漁師20年の日向秀樹さん(37)はカゴからカキを素早く取りだし、
ホースで土や泥を落とす。
48時間かけて消毒・殺菌を行った後、殻付やむき身として出荷する。
日向さんは毎春、ホタテの貝殻に付着させた稚貝を宮城県から購入。
汽水湖の厚岸湖で翌年秋まで成長させた後、ホタテ貝殻から外して段カゴに入れ、
今度は厚岸湖の海水に移す。
湾内のミネラルを吸収して大きくなったカキを、再び厚岸湖に戻して
1週間たってから出荷する。
かつては天然のカキが採れた厚岸。
町名の由来「『カキの漁場』の意味である『アツケシ』から来たという説もある」
(厚岸町ホームページ)というほど。
「厚岸湖は水深が浅いためアマモが生えやすく、
そこに付着する藻類のケイソウがカキのえさとなる点が大きな特徴で、
これが成長を助けているのでは」。
北大北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所所長の
中岡雅裕教授(海洋生態学)は、そう話す。
現在はすべて養殖となった厚岸のカキは3種類ある。
宮城県の稚貝を厚岸で養殖した「マルえもん」、宮城である程度大きくなった半成貝を
数ヵ月地元で養殖する「ナガえもん」、厚岸町産の稚貝を養殖する「カキえもん」。
主力はマルえもんが中心だ。
厚岸のカキの出荷量(生産量)は、殻付換算で2010年に1030㌧(農林水産省統計)と、
全国の年間生産量約20万㌧の1%にも満たない。
しかし、その「ブランド力」は、道内のみならず本州でも知られる。
厚岸漁協直売店の安藤義秀店長は「むき身でも厚岸産は1㌔当たり3000円で売れるなど、
他地域産の3倍くらいの値が本州でつく」と話す。
今年8月には厚岸産カキを主力とするご当地酒場も東京に誕生した。
残暑の影響で本州産カキが低調だった10月~11月初めは厚岸産カキへの需要が高まり、
浜値が例年の2~3倍に高騰したほどだった。
厚岸の湖と湾を行き来することで、ふっくりと太った甘みある厚岸産カキ。
最もおいしい食べ方は「やはり生が一番ですかね」と日向さんは話す。
厚岸では、秋には「桜・牡蠣まつり」が開かれる。昨年は震災の影響で、
いずれも期間が三分の一の3日間に短縮されたが、今年は震災前と同じにし、
人出のにぎわいも戻った。
放卵後に養分をたっぷり吸収して太ったこれからが「何と言っても一番の旬」と、
関係者は口をそろえる。 北海道新聞記事
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星出彰彦宇宙飛行士
「米と結び会見」JAXA
国際宇宙ステーション(ISS)に約4ヵ月間滞在した
星出彰彦宇宙飛行士(43)が11月29日、
地上に帰還後初めての会見を開いた。
会見は米ヒューストンと東京にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の
事務所をテレビ会議で結んで行われた。
星出さんは終始笑顔だった。「帰還直後に平衡感覚が戻らず、
ふらふらし、動きがぎこちなく、ゾンビみたいな感じだった」と語った。
現在はリハビリー中。「9割方(は滞在前の体に)戻ってきていると感じている」という。
船外活動は3回に及び、計21時間23分の日本人最長時間を記録した。
「3回目はほとんどが新しい手順だったが、地上のチームと一緒になって確認し、
実施にこぎ着けた。自分で納得できた船外活動だった」。
日本実験棟「きぼう」について「地上のチームが24時間サポートしてくれ、
本当に頼れるチームになっているなと思った」話した。 朝日新聞
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「沙羅へのライバル心、強くなった」2013年2月
昨季の初代王者、18歳のサラ・ヘンドリクソン(米)は今季、
総合2位につける。
首位をいく16歳の高梨沙羅の最強のライバル。
2月7日でソチ五輪開幕まで1年。
「サラ対決」への意気込みなどを聞いた。
昨季は13戦のうち9勝したが、今季は10戦で2勝にとどまる。
不調の理由はわかっている。
「昨春、左ひざを手術した影響で半年間は飛べず、
完治に1年はかかると言われている。
それが序盤の結果に表れたが、クリスマス後は練習も増えて満足できる
成績になってきた」と説明する。
個人総合で高梨を140点差で追う。
残り試合は2月9日から山形・蔵王である2戦を含め、6戦。
優勝100点、2位80点、3位60点の得点計算だから、かなりの差だ。
だが、「やっている以上は総合優勝が目標。彼女はものすごくレベルの高い
ジャンプを続けている。抜くのは難しいが、できればそういう思いもある」
あきらめていない。
高梨を意識したのは2年前という。
「(W杯前身の)コンチネンタル杯で素晴らしいジャンプをしているのを見てから。
去年のW杯でさらにステップアップしたのを見て、ライバル心が強くなった」
2002年に冬季五輪が開かれたソルトレークシティーで育った。
そのとき、2冠に輝いたのがシモン・アマン(スイス)だった。
「彼はジャンプを始めた理由の一つ。7歳の時、試合を見に行って影響を受けた。
アマンのように金メタルを取るのが夢」。
ただ、ソチ五輪については、「今はW杯に焦点を絞っている。
ソチの抱負を聞かれるけど、まだ1年も先のことで分からない」と語った。 朝日新聞
「サラ・ヘンドリクソン」女子スキー・ジャンプ
ノルデックスキー・ジャンプの女子ワールドカップ(W杯)
初代女王サラ・ヘンドリクソン(18)=米=が
総合2連覇をめざしている。
11月24日の今季初戦(ノルウェー・リレハンメル)を制した
高梨沙羅(16)=グレースマウンテン・インターナショナル=の
最大のライバル。
昨季は9勝を挙げたサラは、2002年冬季五輪の開催地ソルトレークシティーで育まれた。
3歳年上の兄はノルディック複合の選手で、両親も元選手のスキー一家。
2歳でアルペンスキー、5歳からサッカーに打ち込み、7歳でジャンプを始めた。
地元の五輪会場の麓にある10㍍のジャンプ台を初めて跳び、とりこになった。
「高く遠くへ飛ぶことに興奮して。ジャンプと恋に落ちたようになって」。
男子で金メダルを取ったシモン・アマン(スイス)にあこがれた。
母ナンシーさんは懐かしむ。
「最初は降りられなかったのに。悔しがって何度も挑んでうまくなった」。
負けず嫌いの性格と、充実した地元の環境が成長を後押しした。
今春にひざを手術したが、懸命にリハビリーした。
今月半ばには冬季競技の専門校を卒業。
24日は2位だった。
「高梨はいつも落ち着いて、素晴らしいジャンプをする。でも私も戦う準備が整った」。
今季2度目の「サラ対決」は12月8日、14年の冬季五輪の舞台ロシア・ソチである。
朝日新聞
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