釧路港に水揚げされたサンマ。
銀色の魚体がいずみずしい
釧路の「サンマ」
道東の漁業基地・釧路にはこの時期、
秋サケやスルメイカなど、さまざまな海の幸が水揚げ上げされる。
中でも、サンマは全国に出荷される庶民の味。
秋の深まりに合わせ漁場が道東に近づくほど、
鮮度が上がり、おいしさを増していく。
船倉から姿を現した銀色の魚体はピンと背筋を伸ばし、いかにもみずみずしい。
乗組員が柄だけでも5㍍はあるたも網ですくい上げ、
岸壁に置いたプラスチックの大型容器へ移し替える。
秋の釧路港はサンマ漁船が入港するたびに、水揚げ作業で慌ただしい。
「えさをたっぷり食べているから脂のりが良い。距離的にも近い所に来るので、鮮度も良い」。
釧路市漁協所属の第32正進丸(9㌧)の船長、杉本博史さん(60)は
秋サンマがうまい理由をこう説明する。
7月の漁解禁直後に水揚げされるのは、道東沖を北上する脂がのりきる前のサンマ。
あっさりして刺身向きとされる。
8月以降はプランクトンを食べながら、北太平洋から道東沖へと南下してくる群れが主役。
焼けば、十分はな脂で風味が抜群。
釧路市漁協は、所属船4隻が漁獲した新鮮な大型サンマを「青刀」という名でブランド化する。
船上で氷と一緒に発泡スチロール箱に詰めて、
漁場から4時間以内に持ち帰るなどの条件を満たした限定品。
東京・築地の水産会社が一括して取扱、刺身向けとして本州で販売される。
「何年か前に、関東のお客さんから『焼いて食べたら、脂が足りない』と
クレームを受けました」。
釧路市漁協の担当者は苦笑する。
鮮度が高いほど身が締まっているため、脂っこさをあまり感じない。
生食用に鮮度をとことん追求したサンマならではの晩話。
昨年の水揚げが約2万7千㌧だった釧路港。
漁場が道東沖にとどまったほか、東日本大震災で被災した東北の各港への
入港が少なかったため、前年より約1万㌧増加。
花咲港(根室市)に次いで、全国2位に浮上した。
今年は9月上旬までに約1700㌧と前年同期より700㌧ほど多い。
ただ、漁場は釧路からはまだ遠く、漁業者らはまだ気が抜けない状況。
「青刀」に準じた鮮度管理で、道内にも出回る釧路市漁協のブランド
「青鱗」の出荷もこれから。
道内のスーパーチェンが8月下旬から予約を受け付けたところ、
注文が9月早々に限定の800箱に達した人気商品。
深まる秋に、より鮮度の高いサンマの水揚げが待たれる。 北海道新聞記事
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ドサンコを操って川に乗り入れる利用者
北海道・恵庭市「ドサンコ」乗馬
北海道開拓のころに活躍した馬「ドサンコ」。
正式には「北海道和種馬」といい、厳しい寒さを生き抜くためにやや小型で強健、
頭の良い馬とされてる。
このドサンコに乗ることができる恵庭市郊外の「ホースガーデンMURANAKA」は、
ドサンコ16頭を飼う乗馬クラブ。
ドサンコは体高が低く乗り降りが楽な上、歩く時の上下動も少ないことから初心者も安心でき、
長時間乗っても疲れにくいという。
「どさんこ乗馬&トレッキングコース」は、馬場でのレッスンからスタート。
歩く、止まる、といった基本操作を習う。
飼育されている馬はどれも15歳くらいで、人間に例えると40歳代半ば。
10年以上も客を乗せ、よく調教された「ベテラン」。
15分程度の練習の後は、ガイドを先頭に景色の良い草原を進む。
草の匂いと風を感じながら1㌔ほど進むと、川が見えてくる。
恵庭市内中心部を流れる漁(いざり)川を、馬に乗ってバシャバシャとワイルドに渡る。
それからは参加者の技量をみながら、約4㌔の木々の間を縫う森林浴に向う。
ガイドは、同クラブ代表の中村和美さん(58)。
この地で農業を営んできた農家の5代目だが、自身は農業を継がずにサラリーマン生活を送り、
1997年、知人のすすめもあって乗馬クラブを始めた。
先祖代々とともに生きてきたドサンコの保存活動もかねて、
その良さを乗馬というかたちで提供している。
札幌や空港に近いという場所柄、利用者は道外からの観光客が多いというが、
地元のリピーターも多い。
引き馬乗馬ではないことから「自分で馬を操るのは大変だったけど、
満足した」という声が多く聞かれると言う。
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「中島 彩 さん(31)」
「林業がしたいんです」と神戸のハローワークを
訪ねたのは26歳のときだった。
5歳からバレエを習い、大阪芸大を卒業して現代舞踏の踊り手になった。
高3のとき心にとめたのは「25歳まで踊ろう」。
漠然とあった「森の仕事をしたい」という憧れをいったん封印した。
自ら決めた期限が来て、模索が始まった。
ハローワークで紹介された鹿児島きこり塾で六つの資格を取った。
同期の男性9人は就職が次々決まった。
女性の自分だけ取り残され、悩んだ末、
妥協はすまいとネットで「山作りにビジョンを持つところを」を調べた。
メールを50ヶ所ぐらい送り、手応えありは網走、高知、広島の3ヶ所。
社長の言葉にひかれて広島県の安田林業に見学に行くと「理想の山林が目の前にあった。
すごい感銘を受けた」。
2008年3月から社員に。最初の仕事はブログ「森からの宅配便」の執筆だった。
朝5時起床、8時現場到着、夕暮れまで作業の日々で見たこと、感じたことをつづっていく。
さわやかな筆致が評判になり、本にもなった。
10月15・16日に東京で開く朝日地球環境フォーラムでも、現場からの声を伝える。
平均33歳の6人が通年雇用される有限会社の「搬出班長」。
悩みがあっても、杉の丸太を眺めれば元気が湧く。
最近、地元でフラダンスを始めた。 朝日新聞
「朝日地球環境フォーラム2012」
「未来をひらく― 持続可能なくらしと社会」をテーマに、
「朝日地球環境フォーラム2012」(朝日新聞社主催)が9月15・16日、
東京都港区のホテルオークラ東京で開かれた。
16日は、地球温暖化の国際交渉や豊かに生きるための森づくりをテーマに、
国内外の識者が議論を交わした。
「豊かに生き延びるための森づくり」
パネリスト
スイス在住の山脇 正俊氏
安田林業に勤務する、中島 彩氏
登山家の田部井淳子氏
国土の3分の2を森林に覆われながら、なかなか活用できない日本。
環境への配慮と経済を両立させるにはどんな森づくりを目指せばいいのか。
森林に関わる3人が語り合った。
スイス在住の山脇正俊氏は、人が自然に手を入れながら調和を目指す
「近自然」という欧州発の思想の研究家。
「近自然は新しい時代の考え方の基になる。要は気持ちの良くなる風景を
目指すということ」と説明した。
広島県廿日市の「安田林業」に勤務する中島彩氏は20代半ばで
現代舞踊から転職して5年目。
大木をチェーンソーで切り倒す日々を「きつくないとは言わないが、森は気持ちの良い職場。
いらいらしたら仕事に行きたくなる」と紹介した。
登山家の田部井淳子氏は近頃、日本の山林の魅力を再発見したという。
東日本大震災の被害者たちと毎月山歩きをしている。
「何もかも流された人が緑の中で『これからのことを考えよう』と元気を出す。
自然が人間に与える力は大きい」と語った。
日本の森林資源は、木の成長で年に約8千万立方㍍増えるが、
利用されるのは2千万立方㍍足らず。
人工林の放置も問題になっている。
国は木材自給率を向上させるため森林・林業再生プランを打ち出した。
山脇氏によると、スイスの林業も一度は衰え、近自然の考え方を採り入れたという。
「人件費の高さや地形の急峻さなどスイスと日本の林業は共通点がある。
だが、スイスは皆伐せずに固有の種を育て、
手入れをしながら収益を得る持続林業に転じた」と話した。
中島氏は「まさに目指したい姿。山をどう仕上げていくか、というビジョンを持って
仕事をしたい」と応じつつ、「今は補助金が伐採量で決まるから、
木を切りすぎて山を傷つける傾向もある」と日本の林業政策の課題も指摘した。
会場の岡村俊邦・北海道工業大学教授らからは、
日本の林業には人材育成に課題があるとの意見も出た。
中島氏は「小さな子どもを山に連れていって欲しい。そういう体験から、
山に優しい人が林業に出てくるのではないか」と話した。
田部井氏は健康のための山歩きブームを引き合いに
「病院に払うお金を森に払うぐらいの気持ちはみんな持っているが、そんな制度はない。
補助金を当てにするより、自然に感謝する気持ちを育むように森も整備して欲しい」と話した。
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修学旅行先の東京で地元の特産品を
販売する宮城・丸森中学校の生徒たち
=13日午前、東京都中央区の日本橋高島屋=
「宮城の中学生」東京で特産品販売
福島県に入り込んだ形に位置している宮城県丸森町の
中学生が9月13日、修学旅行で訪れた東京都内で町の
特産品を販売した。
町の大人たちが東京電力福島第一原発事故による風評被害に悩む中、
「東京で丸森の風ふがせっぺ !」と、PRに張り切った。
丸森中学校の3年生約120人がこの日、都内5ヵ所で販売体験をした。
日本橋高島屋の屋上特設売り場では、34人が特産品のタケノコを使った
レトルトカレーなどを並べ、買い物客に「ありがとうございました」と笑顔を見せた。
タケノコは震災前に収穫したものを使っているという。
八巻里香さん(14)は「丸森は水と緑がきれいなすてきな町。
多くの人に特産品を食べてもらい、復興に向かう丸森の良さを知ってもらいたい」と話した。
同町は福島第一原発から最短で45㌔で、「汚染状況重点調査地域」になっている。
これまでに宮城県内で唯一、18歳以下の子供と妊婦への精神的な損害賠償と観光業の
風評被害への賠償が認められている。
生徒たちは今年度、町のパンフレットを作り、自然豊かな町の姿を再確認。
特産品のタケノコが放射能問題で出荷制限を受け、生産者が苦しんでいる実情も知り、
「私たちが修学旅行で頑張ることが町のためになる」と考えた。
活動の趣旨に百貨店が賛同。売り上げは町や同中寄付される。
佐藤純子校長は「生徒が町のことを真剣に考え、発信することを身につけたことは、
生徒と町の未来につながる」と話した。
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苦悩する現場「痕跡調べ対応」
クマの出没が相次ぐ札幌。
苦悩する現場の対策はどうなっているのか。
8月下旬から市街地でクマの出没情報が相次いだ南区川沿。
「これは犬の足跡ですね。目撃自体が見間違いだったのか」。
12日、市からクマ対策を委託されているNPO法人の担当者が、
前日夜に目撃情報のあった現場周辺を調査しながら話した。
この日は同法人の担当者4人と市南区のクマ担当職員が出動。
約30間、調査を行ったが、ふんや足跡などは見つからなかった。
こうした痕跡情報が寄せられた際、必ず行う。
市に寄せられる情報には、タヌキや犬と見間違いが含まれることもある。
出没情報だけに頼らず、現場の痕跡から出没有無、移動ルート、人間界の食べ物を
食べていないかなどを調べ、必要な対応策を判断するのがクマ対策の基本。
市はこの数年、クマ対策を強化してきた。
2010年度からは、野生動物の研究を行うNPO法人に出没時の調査などを委託。
現場を担う市南区総務企画課の平野誠課長は「市の職員は野生動物の教育を受けていない。
専門家の目が入り、正確な情報を基に対策がとれるようになった」と話す。
本庁にも本年度、複数部署に分かれていた対策窓口を一本化するクマ対策専門部署が新設された。
「不十分な態勢」
ただ、態勢は必ずしも十分とはいえない。
市によると、各区のクマを含む野生動物対策担当の職員は2人ずつで、
交通安全や防災なども兼務する。
この人員は目撃や痕跡の情報頻度が増えている区でも同じだ。
例えば、南区の管理地域では、09年度に27件だった目撃・痕跡情報は、10年度が63件、
11年度が134件、12年度が18日現在で80件と増加傾向。
この件数は、明らかにクマでない情報を除いているため、実出動件数はさらに多い。
庶務や選挙担当の職員らが出動する時もある。
北大大学院獣医学研究科の坪田敏男教授は「現場の職員はよくやっている」と評価しつつ、
「本来、現場には野生動物の生態を学び、即応できる専門職員が必要。
市町村にできないならば、その責任は道にもある」と指摘する。
ところが、道にはクマの生息数の推計データや、全道的な保護管理計画もない。
坪田教授は「本当に有効な対策を打つには、化学的な実態把握と原因分析が必要だ」と話す。
「寄せ付けない」
一方行政だけ頼らず、住民自身とクマとの共生を模索する取り組みも始まった。
南区の南に沢地区まちづくり協議会は、2月にクマをテーマにしたフォーラムを開き、
夏にはクマの生態の解説や対応策を盛り込んだ冊子を作った。
同協議会の梶浦孝純会長(76)は言う。
「これまでも近くの山でクマが出ていたが、住民は関心を示さず、クマのことを知らなすぎた。
住民もクマを知り、互いに危険を回避しながら、共生する道を探す時期にきた。
同地区では、クマを寄せ付けないために、
ごみ収集所に鉄製のゴミ箱を導入する町内会が増えているという。
市が地域や学校対象に行っているヒグマ講座も、
本年度は計画を含め16回と前年度の倍に増えた。
本年度、4回を計画している西区の担当者は「今年は小学校から実施の要望もあり、
住民の意識が高まってきた」と話す。
電気柵を導入する農地も増え始めた。
市によると、クマ対策として電気柵を設置した農業者は、10年度まではゼロだったが、5件に増え、
既に3件の申し込みがある。
森林に恵まれた札幌で、近隣に生息するクマとどう向き合い、折り合いを付けていくか。
住民を巻き込んだ対策は始まったばかり。
「札幌・住宅街近くにクマ目撃」9月24日
23日未明から夜にかけて札幌市南区、西区、中央区でヒグマの目撃が相次いだ。
いずれも住宅地に近く、道警と各区役所は警戒を呼びかけている。
南区北の沢の道道で午前1時ごろ、車で通りかかった男性が目撃した。
体長1・5㍍ほどのヒグマで、道路を渡って藻岩山に向かって歩いていったという。
午前8時ごろには約5㌔離れた西区小別沢の畑で、
トウモロコシが食い荒らされているのが見つかった。
成獣と若グマの2頭分の足跡があり、一緒に行動している親子の可能性がある。
西区区役所は近くの小中学校2校に警戒を呼びかけた。
福井野小学校は24日に集団登下校する。
午後5時50分ごろには中央区盤渓のバス会社駐車場近くで、
道道を渡るヒグマを目撃したと110番通報があった。
西署のパトカーが巡回したが、すでに姿を消していた。
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