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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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    山から下り、市内見物をする ヒグマの親子=北海道・斜里町=

   苦悩する現場「痕跡調べ対応」  

 クマの出没が相次ぐ札幌。
苦悩する現場の対策はどうなっているのか。

 8月下旬から市街地でクマの出没情報が相次いだ南区川沿。
「これは犬の足跡ですね。目撃自体が見間違いだったのか」。
12日、市からクマ対策を委託されているNPO法人の担当者が、
前日夜に目撃情報のあった現場周辺を調査しながら話した。

 この日は同法人の担当者4人と市南区のクマ担当職員が出動。
約30間、調査を行ったが、ふんや足跡などは見つからなかった。
こうした痕跡情報が寄せられた際、必ず行う。

 市に寄せられる情報には、タヌキや犬と見間違いが含まれることもある。
出没情報だけに頼らず、現場の痕跡から出没有無、移動ルート、人間界の食べ物を
食べていないかなどを調べ、必要な対応策を判断するのがクマ対策の基本。

 市はこの数年、クマ対策を強化してきた。
2010年度からは、野生動物の研究を行うNPO法人に出没時の調査などを委託。
現場を担う市南区総務企画課の平野誠課長は「市の職員は野生動物の教育を受けていない。
専門家の目が入り、正確な情報を基に対策がとれるようになった」と話す。
本庁にも本年度、複数部署に分かれていた対策窓口を一本化するクマ対策専門部署が新設された。

「不十分な態勢」
 ただ、態勢は必ずしも十分とはいえない。
市によると、各区のクマを含む野生動物対策担当の職員は2人ずつで、
交通安全や防災なども兼務する。
この人員は目撃や痕跡の情報頻度が増えている区でも同じだ。

 例えば、南区の管理地域では、09年度に27件だった目撃・痕跡情報は、10年度が63件、
11年度が134件、12年度が18日現在で80件と増加傾向。
この件数は、明らかにクマでない情報を除いているため、実出動件数はさらに多い。
庶務や選挙担当の職員らが出動する時もある。

 北大大学院獣医学研究科の坪田敏男教授は「現場の職員はよくやっている」と評価しつつ、
「本来、現場には野生動物の生態を学び、即応できる専門職員が必要。
市町村にできないならば、その責任は道にもある」と指摘する。
ところが、道にはクマの生息数の推計データや、全道的な保護管理計画もない。
坪田教授は「本当に有効な対策を打つには、化学的な実態把握と原因分析が必要だ」と話す。

「寄せ付けない」
 一方行政だけ頼らず、住民自身とクマとの共生を模索する取り組みも始まった。
南区の南に沢地区まちづくり協議会は、2月にクマをテーマにしたフォーラムを開き、
夏にはクマの生態の解説や対応策を盛り込んだ冊子を作った。

 同協議会の梶浦孝純会長(76)は言う。
「これまでも近くの山でクマが出ていたが、住民は関心を示さず、クマのことを知らなすぎた。
住民もクマを知り、互いに危険を回避しながら、共生する道を探す時期にきた。
同地区では、クマを寄せ付けないために、
ごみ収集所に鉄製のゴミ箱を導入する町内会が増えているという。

 市が地域や学校対象に行っているヒグマ講座も、
本年度は計画を含め16回と前年度の倍に増えた。
本年度、4回を計画している西区の担当者は「今年は小学校から実施の要望もあり、
住民の意識が高まってきた」と話す。

 電気柵を導入する農地も増え始めた。
市によると、クマ対策として電気柵を設置した農業者は、10年度まではゼロだったが、5件に増え、
既に3件の申し込みがある。

 森林に恵まれた札幌で、近隣に生息するクマとどう向き合い、折り合いを付けていくか。
住民を巻き込んだ対策は始まったばかり。
 

「札幌・住宅街近くにクマ目撃」9月24日

 23日未明から夜にかけて札幌市南区、西区、中央区でヒグマの目撃が相次いだ。
いずれも住宅地に近く、道警と各区役所は警戒を呼びかけている。

 南区北の沢の道道で午前1時ごろ、車で通りかかった男性が目撃した。
体長1・5㍍ほどのヒグマで、道路を渡って藻岩山に向かって歩いていったという。

 午前8時ごろには約5㌔離れた西区小別沢の畑で、
トウモロコシが食い荒らされているのが見つかった。
成獣と若グマの2頭分の足跡があり、一緒に行動している親子の可能性がある。

 西区区役所は近くの小中学校2校に警戒を呼びかけた。
福井野小学校は24日に集団登下校する。

 午後5時50分ごろには中央区盤渓のバス会社駐車場近くで、
道道を渡るヒグマを目撃したと110番通報があった。
西署のパトカーが巡回したが、すでに姿を消していた。

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