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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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  池から出したマナマコを手にする
 加藤卓也代表

 

    「ナマコ養殖」北海道・上ノ国町

  檜山管内上ノ国町の水産会社「マルハニチロ上の国海産」が、
北海道でも珍しいナマコの陸上養殖に取り組んでいる。
先進地とされる中国の技術者を社員として採用、
人工池などを使って、約3年で採卵から出荷サイズまで
育てることに成功した。天然物に比べ、成長は約2倍。
中国向けに価格が高騰し、漁業関係者が注目する道産ナマコの生産最前線を見た。
海岸近くに突然、大きな人工池が現れた。
波しぶきを上げる海に対し、築堤の内側にある池は穏やか。
池には取水口から海水が引き込まれ、ナマコの餌さとなる海藻が自然に繁茂する。

 「トゲが大きくて、肉厚な道産は中国人に特に喜ばれるんです」。
上の国海産の加藤卓也代表はそう言って、
池から出した茶褐色のマナマコを片手でつかみ上げた。
道産も中国産も同種のマナマコが中心だが、海域で形や色がやや異なる。

 池の広さは約7500平方㍍、深さ3㍍。 2009年に造成し、10年に飼育開始。
11年夏以降、乾燥させたナマコを少量ずつ輸出向けに出荷し、今秋に本格化する。
海と隔離された人工池では、ナマコを見失う心配がない。

 3~5㌢の稚ナマコが年間約10万匹放流され、うち7割は2年半~3年後も生き残って、
出荷段階の20㌢(150㌘)まで育つ。

 池の近くに、稚ナマコを養殖する同社の種苗センターがあった。
構造はまるでの農業用ハウス。
蒸し暑い内部に足を踏み入れると、30㌧の水槽32個が整然と並んでいた。

 水温変化などの刺激によって親ナマコは7~8月に産卵。
プラスチック板に吸着させ、観察を繰り返す。
12月~翌年1月には放流サイズの3~5㌢になる。
育てる稚ナマコは年150万匹。
人工池に放すほか、道南地方などの数ヵ所の漁協に海への放流用に随時販売する。

 「出発点は町おこしがしたいという思い」。
町でスーパーを経営している加藤代表が、海鮮倶楽部という会社を新に立ち上げ、
ナマコ養殖への取り組みを始めた。
 
  7年前。ナマコの養殖が盛んな、中国山東省の女性専門家だった劉健掕さん(45)を招き、
中国流を実践した。

 しかし、ふ化後間もないナマコがミジンコに食べられるなど壁に直面し、試行錯誤の日々。
それでも、産卵のタイミングや水槽の洗浄に気を配り、種苗の安定生産へ道筋を付けた。

 昨年12月には、ナマコの販売拡大を目指し、海鮮倶楽部とマルハニチロ水産(東京)が
業務提携し、現在の共同出資会社を節理登記した。
加藤代表は熱っぽく語る。
「横行する密猟ナマコとは違う、本当に品質がいい、素性の知れたブランドをつくりたい。
漁協と手を結び、地域の水産業が活気づけば」   「対中輸出増、道産の価格高騰」

 ナマコの中国名は「海参」。「海のニンジン」の意味で、
中国では滋養強壮の漢方薬としても重宝される。
1980年代に中国沿岸部でナマコの養殖が本格化。
ただ、水質の悪化などで生産が停滞する中で、
2000年代に入って脚光を集めたのが道産ナマコ。
道内の単価(浜値)、漁獲量とも、右肩上がりで急伸している。

 道によると、10年の平均単価は1㌔4539円。 00年(657円)に比べて7倍。
10年の漁獲量は00年に比べて54%増の2371㌧で、主に中国に輸出される。
 
 道内では主にウニやアワビの種苗生産施設を活用し、20の漁協や市町村がナマコの
種苗生産に取り組んでいる。中でも、88年に種苗生産を試験的に始めた
宗谷漁協(稚内市)が草分け的存在。
道漁協は種苗生産を進め、年間25万~28万匹の稚ナマコ(15㍉程度)を
海岸から2㌔に放流する。
漁業者の漁獲量増が狙いだが、「海中でナマコが移動するなどし、消失することが悩み」という。

 道栽培漁業振興公社(札幌市)は今夏、生残率が高い10㍉の稚ナマコを
年間100万匹生産する事業に乗り出した。

 一方、陸上養殖は、天然物と比べて生育期間を短縮できるが、
用地確保の難しさや初期投資に費用がかさむことが課題。  北海道新聞記事

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