食と健康学“お久しぶり ？ 珍鳥サカツラガン”

　　オオハクチョウに交じってエサを探す
サカツラガン

　　胆振管内むかわ町に「飛来」

　国内では目撃例が少ないカモ科の珍鳥カサツラガンが、
胆振管内むかわ町に飛来し、北広島市の日本野鳥の会会員、
鈴木立士さん(64)が撮影に成功した。

　サカツラガンはロシアやモンゴルで主に繁殖し、中国大陸などで越冬する。
山階鳥類研究所(千葉)によると、国内では1950年ごろまで越冬が確認されていたが、
それ以降は迷い鳥が年数回、目撃される程度という。

　鈴木さんは3月23日午前10時20分ごろ、むかわ町内の大豆畑でオオハクチョウの群れに
交じるサカツラガン1羽を発見。
約100㍍離れた場所から望遠レンズを使い、
エサを探す姿やハクチョウと一緒に飛び立つ様子を撮影した。

　鈴木さんの写真を見た同研究所も、首下の淡褐色の羽の色などの特徴から
サカツラガンと確認した。
鈴木さんは2008年10月にも、千歳市と空知管内長沼町にまたがる旧長都沼で
撮影に成功しており、「約4年半ぶりの再会。また会えてうれしいです」と喜んでいる。
　北海道新聞記事

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