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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 「ぬかびら源泉郷」 北海道・上士幌町

 身も心も冷え込む夜は、湯ごもりして、
おいしいものを食べるのが一番。
そんな夢を2倍にして叶えてくれる場所が、
大雪山系の懐に抱かれた上士幌町にある。
名付けて「味めぐり」。
連泊した人にだけついてくる、ちょっぴり大人の贅沢がる。

 JR帯広駅から十勝バスで1時間40分。
終点で降りると、そこは「ぬかびら源泉郷」の玄関だ。
9軒の宿が肩を寄せ合うように並ぶ。
温泉街の端から端まで歩いて5分とかからない。

 「ぬかびら一宿」。
温泉街全体で一つの宿という考え方から、味めぐりは生まれた。
連泊すると、2柏目以降の夕食や朝食を別の宿で食べられる。

 1990年代、開発の波から取り残された温泉街は、閑古鳥が鳴いていた。
「いつ、宿をたたもうか」。
よちよち歩きのわが子の寝顔を見ながら、「山の旅籠 山湖荘」の3代目、
蟹谷吉弘さん(52)は、頭を悩ませていた。
転機は99年。
ぬかびらの旅館仲間で、熊本・黒川温泉を訪れた。
別府でも由布院でもない、山奥の鄙びた温泉地が多くの客を魅了していた。

 翌年、黒川にならって外湯をはしごできる「湯めぐり手形」を導入。
1年後には、連泊すれば無料で湯めぐりできるようにした。

 「黒川を越えたい」 蟹谷さんらが次に目をつけたのが、宿の食事だ。
温泉だけでなく、食事もあちこち楽しめたら。
「私自身、同じ宿に連泊するより、違うところに泊まりたいと思う方だ。
和食、洋食、中華・・・と、毎晩好きな食事を選べるホテルのようにできればいいな、と」

 2001年、向かいの「中村屋」と2軒で味めぐりを始めた。
いまでは夕食が6軒、朝食は4軒が参加する。
泊まった宿が食事代分を割引き、食べに行った先で食事代を支払う。
夕食は1600~5500円。
朝食は1千~1500円だ。

 「中村屋」の若主人、中村健次さん(37)は言う。
「温泉と自然しかなく、目立った観光名所がないぬかびらだから、
ほかの宿のお風呂や食事を、旅の『目的地』にしてもらえばいいと思うんです」

  客は食べ比べて、容赦なく優劣を見極める。
「それぞれが自信を持っていないと、できません」と蟹谷さん。
宿は協力しつつ競い合い、切磋琢磨する。
小さな温泉地が大きな挑戦を続けている。

  こんなところ  
 JR帯広駅から午後2時発の十勝バスを利用するのが便利。
1919(大正8)年に原生林の中で温泉が発見された。
肌が滑らかになるナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(重曹泉)で、
9軒あるホテル、旅館、ペンション、ユースホテル・コテージのすべてが温泉掛け流し、
温泉街には、全国でも珍しい「手湯」を持つ郵便局があるほか、
ぬかびら温泉郷スキー場もある。
3月中旬ごろまで糠平湖でワカサギ釣りが楽しめるほか、
旧国鉄士幌線のアーチ橋、タウシュベツ橋を訪れる
スノシューツアー(NPOひがし大雪自然ガイドセンター主催3700円)もある。
朝日新聞(日比野 容子記者)

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