忍者ブログ
MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  「知内温泉」北海道・知内町

  木立に囲まれた露天風呂から、湯煙が立ち上がる。
肌にやわらかい湯が旅の疲れをいやしてくれる。

 知内川の支流をさかのぼった知内温泉は、
道内有数の歴史を誇る。

 諸説あるそうだが、地元に残る古文書の一つは
「開湯」を鎌倉時代の1247(宝治元)年と伝える。
幕府の命を受け、砂金を求めて来道した侍と堀り子らの一団が知内に上陸。
知内川のあたりで砂金掘りを続けるうち掘り子の一人、徳蔵が湯煙を発見。
薬師堂が建立され湯治の場となったのが始まりとされる。

 和人より早くアイヌの人々は温泉の存在を知っていたと見られるが、以来約770年。
「北海道最古の温泉」が代名詞だ。
藩政時代には松前藩の藩主やお姫様も湯治に訪れてという。

 長い年月の中で温泉は閉じられた時期もあったようだが、
初代の湯主・徳蔵から数えて17代目に当たるのが、
現在の知内温泉旅館の佐藤昌彦さん(61)だ。
若い頃は関東地方で働き、帰郷して父昌介さん(84)のあとを継いだ。
佐藤家が温泉経営を受け継いで121年。
昌彦さんは4代目になる。
 かつての主にならい、昌彦さんは「湯守」を名乗る。

  「お湯は自然からの恵みもの。だから自然を守らなければならない。それが家族を守り、
お客さんを守ることにつながる」

 温泉宿の名物は山菜。
春のギョウジャニンニクやアズキナなどに始まり、53種にもなる。
昌彦さんが山で採り、天ぷらやおひたしにして出す。

 採るときは必ず「間引き」して採り、根こそぎにはしない。
それが山の恵みを守ることになる。

 冬は雪深い一帯にも、春の訪れが色濃く感じられる季節となった。
5月の連休明けごろには、温泉宿の周りに約300本の桜が咲く。
先代などが植えてきた桜だ。
そして秋は栗。
宿泊客に拾ってもらい、持ち帰ってもらう。

 「家訓」は「笑顔に勝る化粧なし」。
どんな時でも客を笑顔で迎える。
これの昌彦さんはもう一つ加えている。
「顔の化粧より心の化粧」。
長い歴史を伝えながら、気取らず、自然の恵みを大切にする湯守の心が、
受け継がれていく。

 こんなところ  
 国道228号を函館から松前方面に向かい、
「道の駅しりうち」から4㌔ほど走って右に入る。
知内温泉旅館には内湯二つ(それぞれ男女別)と混浴露天風呂がある。
鉄塩類泉、ミョウバン泉、弱アルカリ鉄鉱泉と異なる泉質が特徴だ。
温泉の裏手にある湯倉神社はその昔の薬師堂。
神社の脇に、古い湯の樋(とい)の跡も残り、歴史を感じさせる。
客室は28室、約60人が泊まれる。
日帰り入浴は大人460円、小学生330円など。
内湯と露天風呂を利用できる。
ただし、移動の際は着衣で。   朝日新聞(泉 賢司 記者)

生活習慣病の改善にサン ケミストフーズのカバノアナタケを、お試しください。

酵素培養・カバノアナタケ製品 無料サンプル・カプセル(菌子体 5 カプセル 菌核 5 カプセル)を
追加致しております。

サン ケミストフーズ関心空間
PR
Comment
この記事にコメントする
お名前:
URL:
メール:
文字色:
タイトル:
コメント:
パス:
忍者ブログ [PR]