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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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    防災授業が終わり、児童たちと。
  ダンゴムシのポーズを学ぶ「じしんだんごむし」の歌の
振り付けをまねて、ポーズをとる
=岩手県大槌町の町立吉里吉里小学校
  


         「大木 聖子(さとこ)さん (36歳)」 防災教育で全国を回る地震学者

 10月下旬、岩手県大槌町の吉里吉里小学校。
 「どこが危ない ?」。
自分たちがいる教室の写真を見せながら、6年生に問いかける。
テレビ、蛍光灯、時計。
次々と声が上がる。
「そう、落ちてくるかもしれないよね。
地震が起きたらどうすればいい ? もし机がなかったら ?」。
教えていくのは、両手で頭を覆ってしゃがみ、床にひじをつく「ダンゴムシのポーズ」だ。

 「命を守るための地震学」を探検し、子どもたちに伝授している。
東日本大震災地の被災地だけでなく、南海トラフ地震や首都直下地震に備える
高知、東京など、依頼があればどこへでも飛び、伝授する。
連携する教育委員会は全国約10ヵ所。
教委からの講演の依頼も年間数十件に上る。

 2013年から慶応大准教授。
防災教育に携わる研究者はほかにもいるが、地震学をバックボーンにする人は多くない。
授業ではチョークを万力でギリギリと締めつけて割る実験を紹介し、
「地中で起こる地震の正体」と説明。
「強烈な揺れが15秒続いたらマグニチュード(M) 7の首都直下地震が来たと思って」
「沿岸でそれが1分続いたらM 8高台に逃げて」。
具体的な言葉で、地震の規模を自分ではかる目安も伝える。

 貫くのは、強い思いだ。
「私と会った人は、1人でも地震で死なせない」

 高校1年の時、阪神大震災が起き、「命を救いたい」と地震学を志した。
東京大大学院で地球の内部構造を研究していた04年、今度は新潟県中越地震が起きる。
本震を生き延びたのに地震で家の下敷きになって亡くなった少女の話を新聞で読み、
「余震も危ない」という地震学の常識が社会に伝わっていないと痛感。
地震学の知識を世に伝える「アウトリーチ」に興味を持った。

 08年にチャンスが訪れた。
東大地震研究所の助教に就任。
広報を担当し、アウトリーチに没頭する。
この年、四川大地震や岩手・宮城内陸地震が発生すると、地震研のホームページで地震の
メカニズムなどの情報を徹夜で発信。
地震の仕組みを話す出前授業も始め、年80回もの講演をこなした。

 防災授業を始めたのもこの頃だ。
文部科学省の防災教育支援事業に採択され、08年度から2年間、
東京都板橋区立高島第一小学校で現場の先生たちと授業の進め方を模索。
従来の避難訓練がいかに形骸化していたか気づく。
「子どもが自分で考えて危険を判断する訓練を採り入れないと」

 そして東日本大震災。
今、変わらなければ。
そんな思いで学校を回る。
「ダンゴムシのポーズ」を教えるために学生が歌に振り付けをし、
1回の授業と3回の訓練で構成するプログラムをまとめた。
自分が足を運べなくても授業ができるように、先生向け教材も開発中だ。
「子どもから働きかければ、保護者や地域の防災意識も変わるはず」と信じる。

 もうすぐ、一児の母になる。
「命の重み」を、より強く感じている。   朝日新聞 記事

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