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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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 「南鳥島近海」有力な鉱床

  「世紀の大発見」と言われる海底レアアース泥。
「産業のビタミンと呼ばれ、ハイテク産業に
不可欠なレアアース資源確保の期待が広がる中、
南鳥島(東京都小笠原村)近海の日本排他的経済水域(EEZ)内の
有力な鉱床が明らかになった。

 発見者の加藤泰治・東大工学系研究科教授をはじめ、この分野の関係者が勢ぞいした
シンポジウムが2012年7月20日、東大で開かれ、早期の資源化への道を探った。

 加藤教授が所属する同大エネルギー・資源フロンティアセンターが主催。
レアアース磁石の世界的権威、佐川真人インターメリックス社長と、
レアアースに詳しい足立吟也・大阪大名誉教授が講演したほか、海底資源採掘から精錬、
リサイクルまで広い分野の専門家が発表した。

 加藤教授はレアアースについて「最先端産業のビタミン」とし、「他の技術では代替は不可能。
資源を確保し、消費量を減らしたり、リサイクルを徹底したりするべきです」と指摘した。
またレアアース泥の特徴として
① レアアース(特に重いレアアース)の含有量が多い
② 資源量が膨大
③ 探査が容易
④ 開発の障害となる放射性元素(トリウム、ウラン)をほとんど含まない
⑤ レアアースの抽出が容易 ― などの点を挙げた。
いずれも重要だが、中でも④は、陸上のレアアース鉱床で大きな問題となっているだけに
特に注目される。

  マグマ活動に伴ってできる陸上の軽レアアース鉱床には、
同時にトリウムやウランなどの放射性元素も集まってしまうため、
精錬後の残りかすに放射性物質が含まれ、処理に苦慮している。

 一方、重レアアース鉱床は花こう岩が風化した粘土にレアアースが付着している。
ほぼ生産を独占している中国では、硫酸アンモニウムを山体に直接流し込んで
レアアースを抽出しているが、抽出液の流出で深刻な環境汚染が起きている。

  「レアアース泥のトリウムやウランは、そこらの石ころよりはるかに少なく、
放射性物質の心配は全くありません。室温で酸と反応させるだけで、
80%以上のレアアースを簡単に抽出できます」

  だが泥は水深4千~6千㍍の海底にある。
果たして引き揚げて利用することはできるのか。
「十分可能」と加藤教授は力説。
「既に海底油田の開発が行われており、この技術を転用すればよいのです」
 
 相手はきめの細かい泥なので、掘削の必要はない。
船から長い管を海底まで垂らし、別の管から圧縮空気を送り込み、
海水と泥を一緒に船上に運び上げる。
ここで水と泥を分離し、泥は陸上の工場で希塩酸をかけてレアアースを取り出す。
「残りの泥は、塩酸をカセソーダ(水酸化ナトリウム)で中和すると
塩化ナトリウム(食塩)になるので無害。
「埋め立てに使えます」。
南鳥島は港湾が未整備だから、一石二鳥となる。

 加藤教授と共同開発している三井海洋開発の中村拓樹事業開発部長は
「間違いなくできます」と太鼓判を押した。
タンカーのような形で、特定海域に10年、20年ととどまり、海底をくみ上げる
FPSO(浮体式生産貯蔵積み出し設備)が1970年に実用化され、現在世界で百数十基が稼働中。
同社も30基を運用している。
「1万2千㍍くらい掘るのが普通。レアアースがある数千㍍はその半分にすぎません」。
レアアース泥用に改良したFPSOを造るのは難しくないという。

 磁力が世界最強のネオジム磁石を発明した佐川社長は、保磁力を高めるため、
レアアースの一つジスプロシウムを加えて試行錯誤した経験を紹介しながら、
現在、貴重なジスプロシウムの使用量を劇的に削減したことを紹介。
足立名誉教授はレアアースの特徴を分かりやすく解説した。 北海道新聞記事

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