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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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  被災地訪問を前に、
 宮ノ森中で打ち合わせをする
 (右から)森山教諭、石井君ら


  岩手県へ「支援策探る」

 2011年3月の東日本大震災の影響で、予定されていた岩手県への
修学旅行を断念した札幌・宮ノ森中の卒業生5人が8月、同県を訪れる。
被災地の現状を知り、支援するためのネットワークづくりを目指す。
高校生として復興のために何ができるか。
2拍3日の旅は生徒一人一人が自らに問いかける旅になる。

 5人が同中3年だった震災の年の6月、盛岡市と安比高原を訪れる予定だった
修学旅行は奥尻島に変更になった。
今は札幌南や札幌光星、北海など別々の高校2年生で、
2年前に果たせなかった旅の実現を、と当時の教諭とともに発案。
秋山記念生命科学振興財団(札幌)が本年度から若者向けに始めた年間50万円の
助成制度に応募し、採用された。
当時の教諭3人も同行する。

 8月13日に岩手県大槌町と釜石市を訪れ、津波で大きな被害を受けた大槌町役場や
釜石の鵜住居(うのずまい)地区防災センターなどを見学。
生徒約570人が自主的に避難して難を逃れ、
「釜石の奇跡」とも言われた釜石東中の跡地で同中卒業生の
話も聞きながら交流を深める。
釜石の行程は、札幌のNPO法人「ねおす」が設立にかかわった、
釜石の「三陸のひとつなぎ自然学校」が企画した。
13日夕に内陸の安比高原に移動し、14日まで里山体験を行う。
現地のお盆の行事にも参加する予定。

 札幌市内の中学校の修学旅行先は従来、東北が定番で、10年度は市内98校のうち、
宮の森中をはじめ97校が東北を訪れたが、
震災が起きた11年度からは全校が道内に切り替えた。

 秋山記念生命科学振興財団から同中の卒業生たちが受ける助成は3ヵ年で、
本年度は「知る」、15年度は「拡げる」をテーマとして、夏の被災地訪問を継続。
被災地を支援するためのネットワークをつくりたい考えだ。

 プロジェクトのリーダーで現在、札幌南校で生徒会長を務める石井亮太郎君(16)は
「長い時間がかかる復興のためには、若い僕たちこそが被災地とそうでないところを
つなぐ媒介になる必要がある」と話す。

 5人の宮の森中3年時代の学生副主任で同行する森山正樹教諭(38,現・白石中教諭)は
「自分たちの目で被災地を見て肌で感じ、情報の発信源になってほしい」と期待する。

 生徒たちは宮の森中の卒業前の行事で、震災時に宮城県気仙沼市教委で
避難所運営を担当した伊東毅浩さん(50)=現・塩釜市立浦戸中教頭=の後援を聴いた。
自分たちが何をできるか、という生徒の質問に伊東さんはこう答えた。
「震災のことを忘れないでください」。
2年ぶりの修学旅行は、伊東さんとの約束を果たす旅でもある。 北海道新聞記事

                     「2年遅れ 被災地への修学旅行」8月12日

 津波を体験した小笠原梨菜さん(左端)から当時の話を聞く
 札幌に高校生たち

  2年前、東日本大震災によって東北地方への修学旅行を断念した
札幌市の中学3年生が、高校2年になったこの夏、
被災地を訪問している。
  当時の教員とともに12~14日の日程で岩手県釜石市などを訪れ、
現地の高校生と一緒に津波から避難した道を歩いた。
今後3年かけて被災地を支援するネットワークづくりも目指すという。

 岩手県を訪れたのは、震災があった2011年に札幌市立宮ノ森中3年だった
札幌南高校石井亮太郎(16)と同鈴木かなんさん(16)、北海高校新目健太郎さん(16)、
同武藤祐輔さん(16)、札幌光星高校笹原隆志さん(16)の5人。
修学旅行では、岩手県・安比高原での里山体験などが予定されていたが、震災で断念。
北海道南西沖地震で大きな津波被害があった奥尻島に行き先を変更し、
防災について学んだ。

 その時から石井さんらは「いつか必ず被災地を訪問しよう」と考えていたという。
秋山記念生命科学振興財団(札幌市)の助成金の利用がかない、
この夏休みに「修学旅行」が実現することになった。

 12日札幌を出発。
森山正樹教諭(38)=現・札幌市立白石中教諭=らとともに岩手県大槌町や
釜石市鵜住居町などを訪ね、津波の犠牲者が出た
「釜石市鵜住居地区防災センター」や町長が亡くなった大槌町役場を見学した。

 現地では、多くの小中学生が自主的に非難して津波の難を逃れた
「釜石の奇跡」を学ぼうと、当時釜石東中1年だった
小笠原梨菜さん(15)=釜石高校1年=に体験を聞いた。

 「とても怖かった。とにかく逃げることだけ考えた」と振り返る小笠原さんとともに、
津波から避難して走った約1㌔の道をたどりながら歩いた。

 宿泊先は釜石市・根浜海岸の旅館「宝来館」。
2階まで浸水し、おかみの岩崎昭子さん(57)も一時は津波に飲み込まれた。
夜生徒たちとひざを交えた岩崎さんは「『伝える』だけではなく、
『生き残る』ことを仲間と一緒に考えてください」と語りかけた。

 13日は実際に地元の人たちが避難した旅館裏山の避難路を登り、
ナタを使って木々を拾い集めて火起こしも体験した。
リーダーの石井さんは、「おかみさんの言葉にあった『生き残る』学習は、
新しい切り口。震災への関心が薄れる中、
どのように発信していけばいいかを考えていきたい」と話した。

 石井さんたちは、まず母校の宮ノ森中などで今回見た被災地の「いま」を伝え、
それだけでなく「生き残る」ための体験的なプログラムも実施したいという。
メンバー5人が通う高校を中心に他校にも活動の輪を広げ、震災を風化させず、
被災地を支援するネットワークづくりを進める計画だ。

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