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山親爺@Black-Bearが、日々の活動と体験雑学を綴っていす。
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   「池の湯」北海道・弟子屈町

 太古の火山活動で生まれた日本最大のカルデラ湖、
屈斜路湖。
湖畔にはいくつもの温泉が湧く。

 その一つ、「池の湯」には江戸時代末期に
アイヌの案内で蝦夷地を探検し、
「北海道」の名付け親にもなった松浦武史郎が訪れた。
近くに、地元の有志らが建てた武史郎の歌碑がある。

 九寿里湖 岸のいで湯やあつからん 水乞鳥の水乞てなく
 「九寿里(くすり)湖」は屈斜路湖。
「水乞鳥(みずこいどり)」はアカショウビンの古名だ。
「日本鳥名由来辞典」(柏書房)によると、語源は「雨が降りそうになった時に
キョロロと鳴くから」とも、「水辺にいて羽の色が赤く、
のどが渇いて水を飲みたがっているようだから」ともいわれる。

 武史郎の著書「九寿誌」によると、
訪れたのは安政5年(1858年)4月11日(新暦で5月下旬)。
池の底から湯が噴き出し、ちょうど水乞鳥が1羽来ていたという。
熱いお湯にほてって赤くなった鳥が水を欲しがって鳴いている ¬―と詠んだのか。

 弟子屈町の郷土研究員、山本広さん(60)は地元の文学碑を巡るツアーの
ガイドとして何度も訪れている。
 「湖畔にはキャンプにも来ましたが、アカショウビンに出合ったことがない。
昔は多かったのでしょうか」

 150年余り経た現在も、湖に面した直径15㍍ほどの池からは、
湯がこんこんと湧いている。
3月中旬に訪れた際、湖はまだ凍結していたが湯が排水溝を通って流れ出る
岸辺だけは氷が溶けて湖面が見えた。
湯気の立ち上がるなかに、アカショウビンの代わりに4羽のオオハクチョウが
気持ちよさそうに浮かんでいた。
 「池の湯」のそばにある「まつや旅館」は歴史ある宿だが、
観光客の減少で8年前から休業中。
元支配人の男性(70)が管理人として残り、
武史郎の歌碑の周辺もボランティアで掃除しているという。
旅館と同じ業者が経営していた遊園地は2001年に閉園。
イギリス・ネス湖のネッシーにあやかった屈斜路湖の謎の生物
「クッシー」ブームもすっかり遠ざかった。

 ひところのにぎわいが失われた温泉場。
ただ鳥たちだけは、武史郎の昔から今も訪れ続けている。

 こんなところ
 屈斜路湖の東岸に面した混浴の露天風呂。
男女別の脱衣所がある。
単純泉で湯温は約38度。
対岸の山の向こうに沈む夕日が眺められる。
弟子屈町が管理しており、風呂掃除をするのは6月1日から9月30日まで。
他の期間は藻で足元がぬるぬるしているが、冬の朝ならオオハクチョウやカモ類の
湯あみが見られるかもしれない。
湖岸にはほかに仁伏、砂場、コタンなどの温泉が並ぶ。
釧路川源流でのカヌー体験も楽しめる。  朝日新聞(六分一 真史 記者)

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